今年日本で最も人気が高いクリスマスのスポットは、千葉県のディズニーランドでもなく、東京のお台場でもなく、長崎県佐世保市のハウステンボスである!現在のところ日本最大のテーマパークであり、園内のすべての建築物は17世紀のオランダの街を模して造られている。中心となる宮殿の建築がオランダの女王が居住するハウステンボス宮殿を再現したものであるため、ハウステンボスと名付けられた。
11月下旬から、1000万のイルミネーションで彩られた「光の王国」というビジュアルイベントが始まった。今回のイベントは、「光の王国」「光と炎の王国」「光と炎と闇の王国」の3つのテーマに分けられ、3月まで続けられる。ハウステンボスは、ロマンチックで温かいクリスマスだけでなく、他にも様々な珍しい視覚と聴覚の楽しみを与えてくれるのだ。
光の王国――今回のイルミネーションの第1幕である。光の王国はエンタテインメント的な特色が際立っており、11月23日から12月30日まで、毎日様々なテーマによるイベントが行われ、日本にいながらにしてヨーロッパの雰囲気を楽しむことができる。クリスマス時期には、園内にヨーロッパ風の道が作り出され、現地のクリスマスの気分が味わえる。クリスマスのパレードは、光の王国のテーマで最も重要な部分であり、絢爛豪華なイルミネーションの下で、他にはないクリスマスの夜を体験できる。
光と炎の王国――イベントの第2幕のテーマで強調されるのは風景である。1000万個のイルミネーションと園内の建築物が巧みに組み合わされ、美しい風景ラインが形成される。「光の宮殿」は、中でも最も人気のある建築物である。灯りの転換によって、ハウステンボスの威厳のある部分が目の前に展開される。その中を歩くと、童話の世界に入ったような感覚を覚える。
光と炎と闇の王国――このイベントの最後のテーマであり、前の二つのテーマを包括した上で、最後のテーマ「闇」、即ち恐怖の館が登場する。3Dの立体音響と暗闇系の灯りを組み合わせて、恐怖指数を高めている。恐怖の館とは言っても、実際はアドベンチャーであり、脱出ゲームである。プレイヤーは勇敢な心と前向きな知恵を持たなければ、うまく通り抜けることができない。去年はこのゲームが4.7点の評価(5点満点)を受け、来場者に最も人気のあるゲームとなった。(Luc執筆)