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2008年4月4日第11号(通巻第118号) 毎週金曜日発行
 
 
 

男のためのネイルサロン

待ちに待った春がやってきた。春の訪れと共に、美の精も舞い降りてくるように感じられる季節だ。さて今年、美しい季節に合わせて日本に登場したのは、何と驚いたことにメンズ・ネイルである。

美を愛するのは女性の特権だと、誰が決めたのだろうか?美容整形も、元々は世界大戦で負傷した人々を元通りの姿にするために発明された手術だったのに、今では女性たちが美を追求することの代名詞になっており、男性は美容界の外に締め出されている。

だが、最近は男性たちも負けてはいられないということで、メンズ・スパやメンズ・コスメなどが次々に登場し、ついにはメンズ・ネイルの時代に突入ということになったのだ!

最初にメンズ・ネイルの流行に火をつけたのは、去年の夏に公開された映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」であった。口ひげをたくわえ、剣を振るって戦うヒーローは全世界の女性たちの憧れとなったが、彼の指を彩る装飾は男性たちがネイル・アートの世界に飛び込むための最高の言い訳になった。

今世間で流行しているメンズ・ネイルの多くは、実は「付け爪」によるものである。もちろん彼らのネイルは女性たちのように可愛らしいものではない。メンズ・ネイルでは基本的にどくろ、剣、チェーンなどの図案を用い、色も黒、グレー、シルバーなどである。しかし、デザインはなかなか個性的だ。ネイル・アートを付ける男性の多くは、付け爪を親指や小指に付けるので、取り外すときはちょっと押せば簡単にはずすことができる。
現在、常にメンズ・ネイルを付けている男性は、主に女性の相手をするバーの男性従業員や音楽家、美容師などに限られている。だが近頃は、大学生や会社員にも興味を持つ人が増えているのだそうだ。友達との夜の集まりやイベントで付け爪を付けていれば、大いに話題になるに違いない。また、以前は爪が汚いとか、割れていたり乾燥したりしていることで女性たちに嫌われていた男性たちも、メンズ・ネイルで自信をつければ、女性の視線を惹きつけることができるかもしれない。

ただ、あまり装飾が過多になると「おネエ」と間違えられるかもしれないので、その点はご注意を!

Nails for Men公式サイト http://www.colorshop-jp.com/fm.html

スカイデッキに上ろう

「東京スカイデッキ」をご存知だろうか?それは、東京タワーの特別展望台よりも高い、海抜270メートルの回廊である。六本木ヒルズの「森タワー」の屋上にあり、屋根がないため、オープンエアの展望台になっていて、他にはない開放感を味わえる!

この「東京スカイデッキ」はしばらく閉鎖されていたが、今年のゴールデンウィーク(4月26日、27日、5月3日〜6日)には、再び開放される。360度のパノラマ空間を体験して、東京の空の風と空気を体感しよう。

東京で屋上の展望台から景色を眺められるのは、池袋のサンシャイン60とここだけである。「東京スカイデッキ」に行くためには、まず「森タワー」3階の受付でチケットを買ってからエレベータで52階に上がる。さらに52階の「東京シティービュー」から専用のエレベータで上がり、専用通路と階段を上ればスカイデッキはすぐ目の前だ。

スカイデッキの中央にはヘリポートがある。強風による落下事故を防ぐため、手荷物を持ち込むことはできず、エレベータ前の無料クロークに預けなければならない。たくさんの警備員が常に見まわりをしているので、安心して景色を楽しむことができる。
「東京スカイデッキ」は視野を優先するために、低い手すりしかなく、空が目の前に無限に広がっていくように感じられる。最もお勧めなのは夜景だ。昼間はグレーに見えるビル群も、夜になると様々な灯りがともって実に美しい。そこで見られる景色の美しさは言葉で説明できるものではないので、是非みなさんには直接行って自分の体と目で、その迫力と臨場感を体験してみてほしい。

「東京スカイデッキ」の開放時間は午前10時から午後10時までだが、気候の変化によって変更になる場合もある。入場料は「東京シティービュー」の入場料(1500円)+500円である。

(C)2008 NIGHT Windows 東京の夜景

「東京スカイデッキ」公式サイト http://www.roppongihills.com/tcv/(日、英、中、韓)
  東京スカイデッキ360度パノラマ http://ferrari-1.org/panorama/pa-3.html

超軽量の新車登場

先日開催された「第78回ジュネーブ国際モーターショー」で、二台の日本の新車が大きな話題になった。

それは、アメリカ、ドイツ、イタリアを渡り歩いてポルシェやフェラーリなどのデザインも担当したことのある日本が誇るデザイナー、奥山清行氏の手になる国産スポーツカーで、KEN OKUYAMA KARSの「k.o7(ケイオーセブン)」と「k.o8(ケイオーエイト)」である。シンプルでエネルギーに溢れるフォルムは、「Sword katana」(日本刀)の形を受け継いでいると賞賛されて注目を集めた。

この二台のコンセプトカーはスイスのウォッチメーカー、タグ・ホイヤーと提携して製造されたもので、どこか懐かしく、それでいて現代的な雰囲気の装備を備えている。助手席前のダッシュボードにはタグ・ホイヤーの時計「グランドカレラ クロノグラフRS」が搭載されている。

またカーボン素材で覆われたコックピットは、未来感覚に溢れている。この車のコンセプトは「Sushi of Automatic(寿司のようなクルマ)」だそうで、できるだけ無駄を省いてシンプルにしたデザインは、洗練されていると同時に、素材の味わいも感じられる。飛行機用のドライカーボン、プレス加工したアルミ製パネル、ミル加工の合金部品で軽量化を図り、高性能の車を実現している。
高級で軽量の素材を用いたため、重さはわずか750キログラムである。99台の限定生産で、価格は標準装備で1500万円、限定車は2000万円を超える。ということは、1キログラム当たりの単価は2万円を超えるわけで、松坂牛にも負けない値段だ(笑)。だが、2008年にまず生産する20台があっという間に売り切れたことを聞けば、その魅力がおわかりになるだろう。

「k.o7」は全長3580mm、幅1850mm、高さは1100mmである。「k.o8」は全長3710mm、幅1860mm、高さ1100mmである。これらの新車は、近いうちに電動モーターを導入する予定で、さらに環境保護対策が進むことになる。

(C)2008 KEN OKUYAMA DESIGN

KEN OKUYAMA CARS公式サイト http://www.kenokuyamacars.com/

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東京写真日記
 
来週のイベント
交流の広場

→今日はエイプリル・フールですね。「東京流行通訊網」にアクセスしたら、コンテンツが前より増えて充実しているのに気がつきました。エイプリル・フールだからではありませんよね。【花蓮 阿貴

←日本の新年度開始に合わせて、サイトの中国語版を更新しました。日本関連の画像、ビデオ、オンラインショッピング機能を追加したほか、SNSの交流ページも開設しました。本メルマガの愛読者のみなさんに、貴重な意見をお寄せいただきたいと思います。一緒に「東京流行通訊」を充実させていきましょう!

→このメルマガで紹介されていたソフトバンクの「シャア・アズナブルの携帯」がほしいです。どうやって手に入れたらいいでしょう?【台北 wunching

←ソフトバンクが発売した世界初の「シャア・アズナブルの携帯」は、珍しいデザインで注目されています。残念ながら普通のグッズではなくて携帯電話なので、まずソフトバンクの携帯電話サービスに加入しなければなりません。そうすれば購入することができます。

→前号の「『腐女子』のポータルサイト」を読んで、面白いと思いました。今、広州にも「腐女子」と呼ばれる女性たちがたくさんいますが、世間から冷たい目で見られています。「fujyoshi.jp」に中国語版があればいいのになあと思います。【広州 賢慧

←「腐女子」はすでにユニークな社会現象になっています。人の持つ自然な気持ちですから、冷たい目で見るべきではありませんね。でもこのサイトを見るときは、健全な気持ちで、現実とフィクションを分けて考えたほうがいいでしょう。そうすれば、「fujyoshi.jp」の魅力が本当に理解できると思います。

配信サイト
 
運営会社
ALAYA

おみくじ綿棒

男性は耳掃除に、女性は化粧の時にも使うあの綿棒を、ただの綿棒とあなどってはいけない。統計によれば、日本で毎年生産される綿棒の数は、何と104億本だという!そのうち90%、つまり94億本は入浴後の耳掃除に使われているのだそうだ。

お風呂上りに、綿棒で気持ちよく耳掃除をした後、さて、雑誌の占いで明日の運勢を見ようか……という方にお勧めしたいのは、日本で年に5万箱も売れている「おみくじ綿棒」である。これを使えば、入浴後の時間をとても楽しく過ごせるだろう。

神社でよく見かける六角形のおみくじ筒のような紙箱を両手で持って振り動かすと、綿棒が穴から飛び出してくる。そこには、超吉、大大吉、大吉、中吉、小吉、吉、凶、小凶、中凶、大凶、大大凶、超凶などの言葉が書かれ、12種類の綿棒に42種類の評語がついている。元々は衛生のために使われる綿棒で、期待したりドキドキしたりする心理も楽しめるのだ。これを開発した「SIGG」のアイデアは、なかなかのものである。

「山洋」というメーカーでも、以前から「大阪弁おみくじ綿棒」(箱から取り出した綿棒に大阪弁で評語が書いてある)、「江戸っ子弁おみくじ綿棒」、「合格祈願おみくじ綿棒」などを売り出しており、にぎやかで楽しい品揃えだ。
絶対に不可欠というわけではないが、あればとても気持ちがよく、普段は気にもかけないけれど、なくなってしまうとその重要性に気がつく。それが小さな綿棒の魔力である。正に綿棒は、快適な生活の一部を担っているのである。

【おみくじ綿棒】高さ11cm×幅7.5cmの六角形の紙箱に、80本の綿棒入りのプラスチック容器が入っている。販売価格は399円(税込み)。【大阪弁おみくじ綿棒】、【江戸っ子弁おみくじ綿棒】、【合格祈願おみくじ綿棒】は、それぞれ110本の綿棒入りのプラスチック容器で、販売価格は210円(税込み)。

株式会社山洋 http://www.sa-n-yo.co.jp/

日中交流の「成就網」

「日中両国の人々の夢を成就させる」サイトである「成就網」()が去年の3月に開設されて以来、日本で大きな話題を呼んでいる。これまで、華人が日本に滞在したり日本で生活したりするのは決して簡単ではなく、特に同じ趣味を持つ仲間や同郷人を日本の1億2千万人の中から探すのは、非常に難しかった。また、中国語を学びたい日本人や中国に興味を持つ日本人にとって、華人の友達を作るのはたやすくなかった。だが現在は、中国語(簡体字/繁体字)と日本語に対応するSNSサイト、「成就網」によって、それらが簡単にできるようになっている。

成就網」の中では、母国語で自由に日記を書いたり、評論を発表したりすることもできるし、気に入ったコミュニティに参加したり、写真によって友達を作ったりすることもできる。「成就網」で、生活上の辛さや留学中の不安、恋愛の悩みなどを述べることもでき、こうした人生の悩みに、他の人の助言や忠告を得られることもある。

日本国内で登録されている外国人の総数のうち、約25%(52万人近く)が華人で、彼ら同士の間、および中国本土との間での交流のニーズはますます高まっている。そこで、FUSION GOL社では、国内向けの英語SNSサイト「Piqniq(ピクニック)」を成功させた土台の上に「成就網」を開設した。現在会員は一万人を超え、そのうち7割は在日華人であり、日本人は三分の一である。ユーザーの大多数は20代から30代に集中しており、「成就網」は彼らのために快適な交流プラットフォームを提供している。
東京の流行ファッションを見つけたら、写真を撮って日記にアップし「成就網」のユーザーたちに紹介すれば、話題を集めるかもしれない。また、「成就網」に趣味のコミュニティを作って、同好の友人を集めてもいい。「渋谷流行センター」コミュニティでは109の好きな日本の女子高校生と対話できるし、「六本木ファンレディース」コミュニティでは、大人の女性たちが六本木の夜について語り合っている。男性ならば、「東京男装」や「池袋の父クラブ」に入るのも楽しい。

成就網」にはまだ公開されていない秘密がいっぱいあるので、是非それを見つけてほしい。誰でも自由に参加できて、参加費用は無料であり、招待される必要もない。夢を実現したいなら、すぐに「成就網」に参加することをお勧めしたい。(成就網スタッフ 呉兪輝提供)

(C)2008 JO-JU.NET

成就網 http://cn.jo-ju.net(中簡)http://tw.jo-ju.net(中繁)http://jp.jo-ju.net(日)

東京に数ある花見のポイントの中で、目黒川は決して目立つ存在ではなく、人気ランキングにも挙げられないだろう。上野公園のような賑わいや喧騒も見られないし、千鳥が淵のように花見船が出たり観光客が押し寄せたりすることもない。閑静な住宅街の中をとうとうと流れる3.8キロの目黒川の両岸に、830本あまりの桜が並んでおり、木陰に点在するベンチでは恋人たちが寄り添う姿が見られ、赤い小さな「中の橋」に立つと、両岸をつなぐように川面に映る桜の花が眼前に見渡せる。

目黒川はそのあたりから次第に狭くなり、両岸の桜の花が重なり合ってあでやかさを競うようになる。遠くから眺めると漂う雲が集まっているようでもあり、また近くで見ると花びらの繊細な姿も味わえる。さほど遠くないところには、「職人の雰囲気」を備え、いつも明るい音楽が流れる目黒銀座商店街がある。優雅なカフェ、バー、レストランなどがあちこちにある青葉台と東山地区では、どこからか子供たちの笑い声が聞こえ、それが柔らかな風に乗って花の散る桜の梢を吹き過ぎる。

目黒川の桜の最大の特徴は、すべての枝が両岸から全力で対岸に向かって伸びていて、川の上に果てしない桜のトンネルを作っていることだ。日本のあちこちで盛んに花を咲かせる桜は、江戸時代末期に染井村の植木屋によって「吉野桜」と命名されたが、後に吉野山のヤマザクラと区別するために「ソメイヨシノ」と改名したのだそうだ。目黒川の桜は、多くが五枚の花びらを持ち、花びらは淡くて白に近いピンク色をしている。よく晴れた透明な青空の日には、満開のソメイヨシノが暖かい春の空気に包まれて、まぶしいほど白く輝き、人々の目を楽しませる。
十数年前のある春の日の午後、渋谷から東急東横線に乗って二つ目の駅である中目黒まで来た時、車窓から偶然、林立するビルの間に目黒川両岸の桜が突然現れたのに気づいた。そこでわざわざこの初めての駅に降りて、しばらくの間、山手通りに跨る高いホームの上から、遠くに見える桜を眺めていた。その時から、私の心はこの美しい景色のとりこになった。その後のサラリーマン生活では、意識的に、あるいは無意識に、目黒川の桜の色に親しんできた。新しい家からここまで散歩してゆっくりと美しい花を眺めたり、とうとうと流れる水の音を聞いたり、福山雅治が「桜坂」の中で歌った、揺れる桜の枝に薫る桜坂の風情をかみしめたりした。

夜になって孤独な気持ちになり、さすらう心が帰る場所を見つけられないときも、上着を羽織って目黒川の夜桜に会いに行った。夜の河畔は昼間よりさらに静かで、桜の花に飾られた提灯が光を投げかけていた。川面に浮かぶ野鴨は寝入ったのだろうか?ゆっくりと落ちてくる桜の花びらも、ますます穏やかに落ちてくるように思われた。まるでさざなみを驚かせまいとするように。優しい色の花びらが、髪に、額に、唇に、てのひらに落ちてきた……そして、私の心を潤いで満たしてくれた。

 
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