「東京流行通訊」の読者の皆さんがより楽しんでいただくための資料といたしますので、毎週のアンケートにご協力下さい。抽選100名で「アラヤオリジナルグッズ」を差し上げます。(今週のグッズは「sasao絵葉書セット」となります)

性別

年齢 10代 20代
    30代 40代

地域
中国大陸 日本
台湾・香港・マカオ
アジアほかの地域
アジア以外

好きなコーナー
エコチャンネル

カンサイレター 其他
編集長のフォトエッセイ

Email

 
個人情報の取り扱いについて
ご回答者の住所・氏名・電話番号、および電子メールアドレスなどの個人を識別できる情報を、原則として下記目的のみに使用いたします。1.当選者へプレゼントを送付するため 2.アンケート集計処理を正確に記すため。例外的に他の目的に利用する場合は、ご提供いただく際に別途、その使用目的を明記いたします。
【photo by Kazuhiro Matsumoto】
 

→メルマを拝見しました。笛吹きの青空写真がいいね。盲目の少女像を見て、南京市漠愁湖の美人像を思い出しました…笛子の悲しい調べが聴こえます。トップページも新しくなって、東京流行通訊8周年、おめでとう。アラヤの皆さんによろしく。2112.9.3 机器猫(ドラえもん)誕生まで、共にがんばりましょう。(8周年記念号の「編集長のフォトエッセイ」を読んで)【美幌音楽人 加藤雅夫

←いつか加藤さんのギターの生演奏を聞き、意義深いお話を伺える日が来ることを心待ちにしています。その時にはまた新たに、愛と友情の物語をつづって読者の皆さんにお届けしたいと思っています。「イランカラプテ!」

→中国、香港、台湾のファッションサイトで、「週刊東京流行通訊」で読んだことのある文章や見たことのある写真がしばしば見られますが、どれも署名がありませんでしたよ。【鎮江 神探阿B

←創刊8周年に当たって、中国最大のポータルサイトの一つである「騰訊網」の「時尚頻道(ファッションチャンネル)」に、本メルマガの署名入りのオリジナルの文章を全文転載していただきました。心から感謝すると共に、今後もお互いの協力関係をますます深めていきたいと願っています。

【更新速報】

1.本メルマガの発行人、中嶌重富のブログでは、事務所ビルの下の小さなひまわり畑についての秘話が披露されています。

2.机と人と、そして犬……「東京流行通訊網」のホームページが一新しました。

3.「blogbus」に美女とパックが登場!(東京letter

 
7/16(Wed)-7/18(Fri)
DEEKEI とわくわく 「ぺろりんぽい」
<絵画・立体>

7/17(Thu)-7/19(Sat)
国際文化学園ファッションコース「nothing」
<メイクアップ>

7/18(Fri)-7/20(Sun)
ミヤハラ トモミ「あの子をうめた後で」
<イラストレーション>

7/18(Fri)-7/20(Sun)
PIROKO UNIVERS
<ファッション>

  ALAYA
 
 
 

2008年7月11日第24号(通巻第131号)・FOR MEN
 

時間との戦い

【コラム編集:詩 音】あまり物事に細やかでない男性の皆さんは、食品を買う時に品質保持期限に注意しておられるだろうか?その場合、期限から遠い新しい商品を選ぶだろうか?それとも期限に近いものを買うだろうか?前者であれば、生活の細部にこだわる品質面での達人だが、後者ならば胸に大きな愛を抱いた環境保護の達人と言えるだろう。このような目に見えないところで他人や環境に配慮できる男性はとても魅力的だ。「彼」はきっと、明るい目を持ち、積極的な性格で、大局を見る度量と紳士的な風格を持ったすばらしい男性に違いない(笑)。食品は、品質保持期限内ならばまったく安全なのだから、期限に近いものを選んでも健康に悪い影響を与えることはない。心配なのはむしろ、期限切れで廃棄しなければならない食品のゴミ処理の方法が環境に及ぼす影響のほうだ。スーパーで売られる食品は、多くがプラスチックやラップで包装されており、それらは不燃ゴミである。それを本来は焼却して処理すべき生鮮食品と一緒に埋め立てに使用したら、環境に新たな負担を加えることになるのである。

すでに破壊された環境を修復するのにはかなりの時間がかかる―――建築デザイナーの安藤忠雄氏が発案者となった「海の森」プロジェクトは、10年の時間を使って、かつては青い海と緑の木々に囲まれていた東京を

復活させようとするものである。具体的な構想は、ゴミによる埋立地の上に東京の空と海の入口である「海の森」を作り出し、海から吹いてくる「風の道」の起点にするというものである。そのためには、中央防波堤の内側埋立地を88坪の広大な森林に変えて、緑の空間に満ちた東京のシンボルとしなければならない。「海の森」プロジェクトは「再利用」の視点を重視し、できるだけ東京都内の公園や街路樹の剪定枝葉で作った堆肥を使用し、浄水場の土壌や下水道の汚泥も再利用する。また、小学生やボランティアが週末を利用して樹木の苗を植える。東京都ではさらに、「緑の東京募金」によって都民や企業が積極的に参加して「海の森」を育てるように呼びかけている。

食品の期限表示について http://www.maff.go.jp/j/jas/hyoji/kigen.html
  「海の森」プロジェクト http://www.kouwan.metro.tokyo.jp/uminomori/contents/jp/index.html

ネットと犯罪の予防

7月6日、福岡市内で行われた平井堅のコンサート会場で、掲示板サイトに犯行予告を書き込んだ男を警察が逮捕した。「予告.in」というサイトの管理者が発見して110番通報し、事件の早期解決につながったものだ。

秋葉原での無差別殺人から3日後に、ネット開発者の矢野さとるさんは、このネット上の犯罪予告情報を収集するサイトを公開した。直接投稿ができるほか、2ちゃんねる、ブログ、はてなブックマークなどから犯罪予告情報を自動的に収集する(「犯罪予告」「殺人予告」「爆破」などのキーワードを拾う)。犯行予告情報を投稿する掲示板や、警視庁匿名通報フォームなどのリンク集や、犯行予告に関する情報をまとめたWikiも設置した。「ネット上の良心」を大いに発揮してボランティアに自発的に犯行情報を探してもらうために、CGM(Consumer Generated Media)型の犯罪防止システムを構築している。すでに「予告.in」によって8人が逮捕されている。

最初「予告.in」にはテキスト投稿フォームを1つだけ設置していたが、事件とは関係のないいたずらの書き込みがあまりに多いため改良し、URL投稿フォームを加えた。初めは投稿内容をTwitterやメーリングリストに流す構造だったが、その後、投稿内容を整理する掲示板を新たに設置した。ボランティアユーザーが危険度の高いものに投票を行って、ランキング付けをする。「予告.in」には携帯電話版もある。

ところが、これに対抗するような「予告.out」や「予告.off」などのサイトも注目を集めている。これは記名投稿式の掲示板で、約140字の投稿内容がGIF画像で表示され、サーチエンジンを回避することができる。開発者は、「サーチエンジンも、政府が2億円をかけて開発した検出ソフトも、無料の『予告.in』も、ここでは意味がない。ここでは誰もが安心していろいろな予告ができる!」としている。ネットと犯罪予防は今後どうなっていくのか。まだまだ厳しい試練が待っている。

「予告.in」 http://yokoku.in/

真夏の祭典 「SUPER GT」の魅力

日本で最も伝統ある自動車レース「インターナショナル ポッカ1000km」が、8月23、24日、三重県・鈴鹿サーキットで開催される。

このレースは、1966年から行われており、70年代の石油危機での中断などを経て、今年で37回目を迎える。2006年からは、日本の自動車レースで今、最も人気が高い「SUPER GT」シリーズの1戦となった。「SUPER GT」は、市販車をベースとした“ハコレース”で、トップカテゴリーのGP500では、トヨタ・SC430、日産・GT-R、ホンダ・NSXという日本を代表するスポーツカーを用いて、3メーカー16チームが開発にしのぎを削っている。通常、1レースあたり300〜500kmの距離を走って競うが、今回の鈴鹿でのレースは1000kmと長く、しかも真夏の炎天下という、とても過酷なレースなのだ。

GP500で12年間、メインスポンサーとしてレースに携わっている富士通テンの樽井孝介さんは、真夏の鈴鹿でのレースをこう表現する。「外の気温は40度近く、路面温度は60度に迫り、さらに閉め切った車内では90度にもなります。13時にスタートして6時間あまりを2、3人のドライバーが交代して走り続けますが、車から降りる時は1人で歩けず、意識すら失っている場合もあるほど体力を消耗します。もちろん、監督やメカニック、我々スタッフや観ているお客さんにとっても、ものすごくハードなレースです」。ちなみに、他のレースと比べて獲得するポイント数が多いなどの特典があるわけではない。しかし、ドライバーにとっては「伝統のあるレースだし、条件が過酷な分、勝った時の喜びはひとしお」で、その感動を求めて毎年、多くの観客が訪れる。ゴール後に打ち上げられる花火も名物となっている。

この“1000km”をはじめとする「SUPER GT」は、北は北海道から南は九州・大分県まで日本各地のサーキット、マレーシア・セパンも含めて全9戦で開催されている。レース以外のイベントも充実していて、特に親子連れ対象の「キッズウォーク」は大人気。子ども向けのプラモデルやキャンディーが配られたり、レーシングゲームを体験できたりと、主催者も未来の“GTファン”を開拓しようと努めている。そのためサーキットには、家族連れが多いのも特徴的だ。樽井さんは「私たちにとって身近な車を改造して走っているレースです。スタート直後のバトルなどはとてもスリリングで迫力がある。今度の鈴鹿では、サーキットの横に遊園地やプールもありますし、日本各地で行われているので、ぜひ一度、気軽にサーキットに足を運んで興味を持ってもらえたらうれしいですね」と話している。

(C) Mobilityland Corporation
(C) FUJITSU TEN LIMITED.

鈴鹿サーキット | インターナショナル ポッカ1000km   http://www.mobilityland.co.jp/1000km/
  スーパーGT<SUPER GT>【ECLIPSE ADVAN SC430】   http://www.fujitsu-ten.co.jp/GT/
  ECLIPSE http://www.eclipse-web.com/cn/(中)

未来型の雨傘

雨傘が発明されてから、素材の丈夫さや軽量化などで進歩してはいるものの、暴風雨や高層ビルのビル風に対しては依然として弱さがある。だが、最近日本に上陸した2つの新しいタイプの傘は、我々の生活を変えるのと同時に、観念までも転換させてしまった。

SENZ Umbrellas
これまでの概念を完全にくつがえしたデザインで、風の中で傘の位置を自動的に動かして傘が風をいなすようになっている。オランダ生まれで、発売してから9日で1万本も売れたという!2種類あって、長さが780mmの「Original」(100km/hの強風に耐える)と、折りたたみの「mini」(60km/hの風力に耐える)がある。飛行機の翼を開発した空気力学の専門家が、風力トンネルの中で何度も実験をしてできあがったのだそうだ。フレームにはグラスファイバーが使用され、軽量で折れにくい構造をしている。前後が非対称になっており、目の前の視野を広げるのとともに、背中を十分に覆うことができる。柄は柔軟で持ちやすいウレタン素材で、ボタンを押すと自動的に閉じる。「Enjoy the weather(天気を楽しんで)!」がSENZ Umbrellasのキャッチコピーだ。このすばらしいアイデアとデザインで、去年はレッドドットデザイン賞などたくさんの賞を受賞した。価格は9975円である。

Nubrella
上半身を完全に覆ってしまう不思議な雨傘で、肩につけるストラップのおかげで両手が自由に使える。一目見て、アメリカ人のアイデアだということがわかる。元テニス選手のアラン・カウフマン氏が6年の歳月をかけて開発した製品だそうだ。Nubrellaが覆う範囲は広いので花粉やほこりも遮ることができ、風で折れる心配もなく、さらに重要なのは、視野が広くて気分がいいことだ。雨の日にも両手を使って自転車に乗れ、片手に傘を持って運転したために警察官に追いかけられるということもない。写真を撮る人は、Nubrellaがあればカメラに集中できるし、どこでも注目を浴びたい人にとっても、「21世紀の傘」Nubrellaは間違いなくベストチョイスだろう。価格は49.99米ドルである。

All about梅雨対策特集 http://allabout.co.jp/special/rain/

so,whatのオーダーメイド家具

特別にオーダーメイドをすることは、現代社会では生活の質を追求する上での1つのシンボルである。ファッション性より品質や質感を重視するためか、オーダーメイドを利用するのは男性の方が多い。特にスーツや靴、あるいは書類かばんなどは、体にぴったり合った裁断やクラシックな様式が男性の消費需要に合致しているのだろう。さて、日本のオーダーメイド家具とはどんなものだろうか?

日本で今評判の高い「so,what」は1925年に創立され、80年以上の歴史を持つインテリアの老舗が母体となっており、「あなたの『想い』をカタチにします」をコンセプトに、家具のオーダーメイドサービスを専門に行っている。電話やインターネットでも注文することができる。「so,what」の家具には木製、革製などの3種類があり、色とサイズは顧客の必要に応じて決められる。高い品質の皮革に美しい塗装技術を加えて、自分だけの「so,what」を作ることができる。オーダーするときは、革と糸の色を自由に決められ、個人の好みや創意を加える範囲は無限である。家具の製造には約3週間かかる。

美しい造形と細やかな触感が、人々のほしいという気持ちを膨らませて、すべての家具をオーダーしたいという気分になるのかもしれない。そうしてみると、「so,what」の良心的な価格はかなり魅力的だ。あなたもインテリアをちょっと変えてみたくならないだろうか?

「so,what」とは、ちょっと聞くと挑戦的な意味の名前であるが、これは、どんな時代でも創造の価値を発掘したいという気持ちを表している。その前身は、1925年に創立されて以来、産業資材、テント、インテリアなどの分野で「ものづくり」にまい進してきた株式会社ミヤハンである。 「so,what」のショールーム:〒101−0021東京都千代田区外神田5−5−4 電話:03−3832−1361 FAX:03−3832−1369

(C)2008 SO WHAT

so,whatのオーダーメイド家具 http://www.sowhat-japan.com/

死の恐怖・生の迫力 塩田千春の世界

【コラム編集:飾磨亜紀】絡まった毛糸、履き古された靴、泥のついたドレス…それぞれ見た人々に強烈な印象を与える美術作家、塩田千春さんの作品を展示する「塩田千春 精神の呼吸」が、大阪市の国立国際美術館で開かれている。

塩田さんは、大阪府出身。1996年からドイツに拠点を置き、これまで場所や空間を作品として体験させる現代芸術「インスタレーション」をはじめ、映像、写真などを、日本をはじめとした世界中の展覧会で発表してきた。

今回の展覧会では、まず、入り口にずらりと並べられたたくさんの靴が目を引く。このインスタレーション「大陸を越えて」は、インターネットや新聞、雑誌などで日本全国に広く呼びかけたもので、約1年半かけて2000足以上が集まった。1つ1つに「初めてのデートで履きました」「子どもが運動会で一生懸命走った靴です」「ヨーロッパ旅行で歩き回りました」などの短いエピソードが綴られており、それぞれの靴に対する思いが伝わるのと同時に、すべての靴が赤い糸で結ばれているのは壮観なものがある。

また、海外の展覧会でも話題になった、何台ものベッドに黒い毛糸を四方八方にびっしり絡ませたインスタレーション「眠っている間に」。特に、人が本当に寝ているパフォーマンス(※通常は無人)を見ると、一瞬、とても不気味な印象を受けた。深い眠りを守るような繭にも、絡みついて逃れられない運命にも、忍び寄る闇のようにも感じられた。ベッドは精神病棟で用いられたものもあるといい、まるで生と死の境目をさまよっているかのようなやや生々しい描写は、塩田さん自らが入院して感じた実体験にも基づいているという。

ほかにも、泥が付着した巨大なドレス「皮膚からの記憶」、本人自らの身体を用いた作品「絵になること」なども展示されている。今回の展覧会について、塩田さんは「私の作品は、その場限りで残らないものが多い。今回も、作品を見た皆さんの記憶に何かが残ってくれればうれしい」と話している。

9月15日まで。入場料一般420円、大学生130円、高校生以下並びに18歳未満、および65歳以上は無料。

国立国際美術館 http://www.nmao.go.jp/(日・英)

原宿に欠けているものは?

友人が台湾から日本に一人旅をしにやってきた。そこで「ボランティアガイド」となって、彼女を連れて久しぶりの原宿を訪れた。

原宿が一大変化を起こしているというのはやや誇張に過ぎるが、目に映る光景は確かに昔とは大きく変化した。「ラ・フォーレ」の内外に溢れる買い物客の流れ、神宮橋の上にコスプレの衣装箱を並べてグループごとに集まったゲド戦記のような服の少女たち、「ユニクロ」のTシャツ専門店のプラスチックボトルに入った珍しいデザインの丸首シャツ、交差点に立つ「コンドマニア」の様々なコンドームが並ぶショーウインドウの前に立つファッショナブルな女性・・・。

原宿は新しいファッションに対する独自の嗅覚と、流行文化に対する鋭敏な選別力で、海外の中国語メディアに「東京の文化の代表」「日本の前衛と新しい流行の担い手」として崇拝されている。だが、20年前に初めて日本にやってきた異邦人から見ると、原宿は「流行」のドレスをまとった花嫁というより、「自由」の魂を心に刻んだ放浪者と言うほうがふさわしい。

それは天が与えてくれた、ユニークで自由で、善意と寛容さに包まれた日々だった。まだ原宿の歩行者天国が廃止されていなかった頃、毎週末に日本列島各地からたくさんの無名の歌手やバンドがやってきて、自分で作詞作曲した歌や自分で振付けて練習したダンスを披露した。それはパノラマのように広がる壮観な光景だった。青空と太陽の下で、無数の生命力が歌とダンスによって、無数の柔軟で敏感な感性の触覚を思い切り自由に伸ばしていたのだった。夏の日の歌声は心に染み入る清涼飲料のようであり、冬の日のダンスは暖かい春風を思わせた。急ぎ足の人々もふと足を止め、わざわざやってきた観光客は彼らのパフォーマンスに酔いしれた。

あの歌と涙の時代には、日本にやってきた華人のほとんどが、自由な雰囲気に大きな衝撃を受けたものだ。かつて日本と中国で大人気を博したドキュメンタリーシリーズ「私の留学生活」にも、感動的な場面がある。3人の若くてエネルギッシュな中国人留学生たちが、木と木の間にロープを張り、紙に貼り付けた写真をそこに掛けて、「原宿人」と題した写真展を開催したのだ。静かな夜になると、あの風にゆらゆらと揺れていた写真や、エキサイティングなバンドの音楽や、感情を盛り上がらせる歌声が、押し寄せる波のように心に蘇ってくる・・・。

今多くの華人たちが、原宿の真の姿に少しでも触れようとしてここを訪れる。だが、奇妙でカラフルなイメージのほかには何も見られないかもしれない。いつも人がいっぱいで歩きにくい竹下通りを通り抜け、夕暮れの原宿を英国の田舎町風の駅舎に向かって歩いていて、ふとその赤い髪、黄色い顔、茶色の瞳、黒い肌などが混ざり合った人波を振り返って、私は答を得たような気がした。――今の原宿に欠けているものは、生きる情熱に満ちたあの歌声ではないだろうか。

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