「東京流行通訊」の読者の皆さんがより楽しんでいただくための資料といたしますので、アンケートにご協力下さい。ご協力いただいた方の中から、抽選30名で最新版の「アラヤ2009年オリジナルカレンダー」を差し上げます。

性別

年齢 10代 20代
    30代 40代

地域
中国大陸 日本
台湾・香港・マカオ
アジアほかの地域
アジア以外

日本旅行で最も行きたい地域
北海道
東京・横浜及びその周辺
名古屋及びその周辺
京都・大阪・神戸及び周辺
広島・岡山及びその周辺
九州
沖縄

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ご回答者の住所・氏名・電話番号、および電子メールアドレスなどの個人を識別できる情報を、原則として下記目的のみに使用いたします。1.当選者へプレゼントを送付するため 2.アンケート集計処理を正確に記すため。例外的に他の目的に利用する場合は、ご提供いただく際に別途、その使用目的を明記いたします。
 
【photo by Kazuhiro Matsumoto】
 

→日本に旅行に行った友達が「和菓子」と書いた箱をくれました。開けてみて、精巧に作られた日本の「点心」だということがわかりました。「和菓子」という字を見て、果物かと思ってしまいました(笑)。【河南 QiqQi

←「和」は「日本式」の簡単な言い方で、「菓子」は中国語の「点心」に当たります。「手紙」や「切手」などの意味は、みなさんもよくご存知でしょう。同じように漢字を使っているため、字づらから意味を判断して誤解することも多いですね。

→東京の地価が高いというのは、バブル経済崩壊前の話だと思っていました。東京の不動産の値段を教えていただけませんか?【上海 冬眠熊

←東京23区では、不動産の値段を一言で言うのは難しいです。一般に山手線内側は人気があり、普通の2LDKが約4000万円(約275万人民元に相当)で、山手線の外側は約3000万円(約200万人民元)が相場です。バブル経済の頃は、1億円のマンションが次々にできましたが、最近は不景気なので、上記の価格はさらに10−15%値下がりしています。

【更新速報】
1.「56歳での起業」中国語版の連載が終了しました。
2.編集部の日常風景

 
10/23(Thu)-10/26(Sun)
下川 大輔 「CASHCADE MOWAITH」<絵画>

10/25(Sat)SAFARI 「SAFARI PUNCH」<料理>

10/29(Wed)-10/31(Fri)
cat' girl 「箱」<絵画・写真>

10/31(Fri)-11/2(Sun)
select shop Angela 「期間限定SHOP」<ファッション>

  ALAYA
 
 
 

2008年10月24日第37号(通巻第144号)・FOR LADY・
 

建築物で緑化計画

【コラム編集:詩音】海のヒートアイランド現象は、無風状態で島の気温が海よりも高くなり、対流が生じなくなることを指す。ところが近年は、都市人口の過密化や工業化、交通渋滞などによって巨大な量の熱が発生し、増え続ける高層ビルが風の流れを妨害するため、多くの大都市で平均気温が郊外より2〜3℃高くなるという、都市のヒートアイランド現象が起こっている。この現象を緩和するために、二酸化酸素の排出を努力して削減する以外に最も効果的な方法は、緑地の面積を増やすことだ。そのために東京でもさまざまな緑化活動が積極的に行われている。いくつかの興味深い都市緑化について見てみよう。

■有名百貨店の松屋銀座では、屋上に152平米の緑地を作り出した。普通の緑化と異なるのは、ここに植えられているのがすべて野菜だということだ。今年の夏には「収穫祭」を開催し、これらの野菜で作ったカレーライスをお客さんに味わってもらったそうだ。

■松屋だけでなく、その近くにある日本酒ブランド「白鶴酒造」のビルでも、屋上が水田に変身し、稲が植えられている。田植えの当日は、白鶴酒造の社員だけでなく、松屋銀座の店員もやってきて手伝ったそうだ。今月は稲が実る季節になったので、収穫した米が酒の醸造に使用され、日本酒製造のデモンストレーションや試飲なども行われる。

■2007年の年末から営業を開始したGYRE(ギャレ)は、東京でのファッションの街、表参道にある。このビルには世界初となるブルガリのカフェ、ニューヨーク近代美術館初の海外店舗・MoMAデザインストア、日本初上陸のフランス・パリのビストロ、ル・プレヴェールなどが入っている。各店舗がとても斬新的で、しかも見た目もとても刺激的な建物の入口には、フランスの植物学者パトリック・ブランの作品「垂直庭園」が配置されている。壁面全体の植物が交錯して並べられており、層の重なりや変化の美しさに満ちている。この「垂直庭園」は、GYREの表玄関として、環境保護のコンセプトを示しているという。

屋上緑化のすべて http://www.envec.co.jp/blog/
  垂直庭園 http://www.midorinokabe.com/

サイクリング向け 地下足袋とシューズの日仏コラボ

誰もが知っているフランスの靴ブランド「le coq sportif(ルコック)」と、京都の地下足袋ブランド「SOU・SOU」がコラボレーションした店舗が、京都市の中心部にオープンし、続々と新商品が登場している。

両ブランドのコラボは、2006年に発売された「スポーツ足袋」から始まった。地下足袋とスニーカーの組み合わせは、同じ履物とはいえ似て非なるものと思えたが、機能面から見ると抜群。さらに日本とフランスの文化の融合が見事に合致したデザインに仕上がった。

そして今、秋冬向けの商品がおすすめだ。特に、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋を楽しむサイクリングにちなんだウェアが充実している。もともとルコックは、世界最古の自転車レース「ツール・ド・フランス」のサポートを1951年から続けており、自転車との関わりはとても深い。さらに、SOU・SOUのテキスタイルデザインが描かれたスニーカーや足袋下をはじめ、Tシャツ、バッグ、ネック・アームウォーマー、ニットキャップなど、専門店にはこれらの商品が一堂にそろう。

1200年の歴史を持つ京都には、寺社仏閣などが点在し、車やバスなどの渋滞でイライラするよりは自転車で回るのにピッタリな街といえる。おしゃれなウェアと粋なシューズを身にまとうと、思わず自転車に乗ってどこかへ走り出したくなってきそうだ。

「SOU・SOU×le coq sportif」は、京都市の専門店のほか、東京・お台場の店舗、ネットショップでも購入可能。海外発送も行っている。【協力:SOU・SOU】

SOU・SOU le coq sportif 「サイクリングウェアで巡る秋の京都」 http://www.sousou.co.jp/other/lecoq_cycling_08aw/

アメリカ風のラーメンスクエア

日本のラーメン文化が今、アメリカで流行しているという。ニューヨークのマンハッタンを歩くと、あちこちで日本のラーメン店が目に付く。そして今度は、このアメリカ風のラーメン街を東京に持ってくることになった。なかなか面白いアイデアではないだろうか?アメリカの街の道路表示やショーウインドウ、街灯までがそっくりに真似られている。

実力のあるラーメン店だけが、競争の激しいマンハッタンで生き残れる。東京・立川の「ラーメンスクエア」も、日本で人気のラーメン店のみが選ばれている。例えば、テレビや雑誌などで何度も紹介された名店、幻の「黄金の塩らぁ麺」は、おいしくて脂肪が少ない名古屋コーチンを使ってスープを取っており、さっぱりしてコクがあり、見た目もきらきら輝いている。おいしいスープには、もちろんおいしい麺が必要で、高級な日本産小麦「春よ恋」で作った細麺は、忘れられないおいしさだ。

また、昭和39年創業の北海道・札幌の味噌ラーメンの老舗、「純連」の味も楽しめる。豚骨をベースに、たくさんの海の幸と山の幸を入れて10時間以上煮込んだスープに味噌を入れ、濃厚だが濁りのない、札幌ラーメンを代表する味だ。麺は固めの太麺で、非常にコシがある。この他、博多ラーメン「凪(なぎ)」や九州ラーメン「侍」といったとんこつラーメン、「いちや」の熟成しょうゆラーメン、数十種類の素材を煮込んだ中華ラーメン「優」など、7軒の名店が集結した「ラーメンスクエア」は、どれを選んだらいいのか迷ってしまうほどだ。

東京の立川市は、多くの総合ショッピングセンターが集まり、日本の若者たちに人気の街だ。新宿から電車で約30分の距離にある。

(C)2008 Tachikawa Minami Renaissance

AREAREAラーメンスクエア http://www.arearea.co.jp/ramensquare/

デザイン・フェスタの総指揮者

日本で、2日間のうちに7000名を超えるアーティストが作品を発表し、53000人が訪れる大型の国際アートイベント。毎年5月と11月に東京ビッグサイトで開催されるデザイン・フェスタだ。性別も国籍も関係なく誰でも自由に参加できるイベントで、学園祭のようでもあり、フリー・マーケットのようでもあり、楽しいお祭りのようでもある。イラスト、絵画、写真、陶芸、洋服、ヘアメイク、音楽、映像、パフォーマンスなどのアートが一堂に集まり、その独特の形態で国内外の多くのメディアを引きつけている。先ごろは、イギリス・BBCが取材をした後でこう述べたそうだ。「日本人はまじめな国民だと思っていたが、こんなにたくさんのおもしろい人がいるんですね。」

デザイン・フェスタを指揮するのは、広島・尾道出身の臼木邦江さんだ。臼木さんはもともとスタイリストで、日本の茶道とロックバンドが大好き。ネットがまだ盛んでなかった14年前に、彼女はパートナーと2人でこのイベントを始めた。彼女たちはチラシを作ってコピーし、たくさんの店や学校、会社を訪れ、苦労を重ねて第1回を開催したのだ。デザイン・フェスタ・オフィスには、これまでロシア、ドイツ、スペイン、フランス、ポルトガル、ニュージーランド、韓国、中国、台湾などから来た人々がスタッフとして働いている。毎回のイベントにも、30か国からの出展があるという。デザイン・フェスタは、真に現代的な感覚を備えた、とても国際的な交流会になっている。

臼木さんがいちばんうれしいのは、出展者の年齢層がとても幅広いことで、3歳の子どもから93歳のおばあちゃんまでが出展している。プロのアーティスト、クリエーター、学生、ビジネスマン、主婦、さらにはお坊さんまでいるのだ!美術館から出展者の作品を買いに来ることもあるし、デザイン・フェスタで来場者の評価を受けると単位として認定するという美術系の学校も増えている。

今までのことを振り返って、臼木さんは感慨深げに語る。「アートは難しいものではなく、自由に楽しめばいいんです。他人の評価を受けなくても、自分の喜怒哀楽を表現できればいい。デザイン・フェスタの会場で自分の作品を他人に見てもらえば、自分の世界がもっと広がりますよ!」

【第28回デザイン・フェスタ】 2008年11月8日(土)、9日(日)11:00〜19:00東京ビッグサイト西ホール・屋外

(C)2008 DESIGN FESTA Ltd.

デザイン・フェスタ公式サイト http://www.designfesta.com (日、英、中、韓など15か国語)

日本で唯一の「リラックマ」専門店

かわいい癒し系キャラクターとして人気の高い「リラックマ」は、さまざまなグッズをはじめ、テレビCMや絵本、ゲームなどに登場し、リラックマファンの有名人も実は多いという。そのリラックマが登場してから、今年でちょうど5周年を迎え、キディランド大阪梅田店に先月、リラックマの公式ショップがオープンした。

店では、リラックマをかたどったアーチからリラックマとコリラックマが出迎えてくれるという、ファンにはたまらない造りとなっている。そして店内は約3000点ものリラックマグッズであふれ、携帯の写メールを撮るファンも絶えないほどだ。

最もおすすめなのは、ここでしか手に入らない限定商品。ストア限定ぬいぐるみやマグカップ、ショッピングバッグ、Tシャツ、クッキーなどがあり、まとめてすべて買っていくファンもいるほど。また、店を訪れるファンの年齢層も子どもからおとなまで、意外と男性のファンも多いといい、リラックマ人気の高さがうかがえる。

リラックマは、OLのカオルさんの家に住みついた着ぐるみのクマで、背中にファスナーがあって中身は謎。好物をダラダラ食べながらリラックスして生きる姿が見ていてとてもかわいらしい。ファンなら一度はぜひ足を運んでほしい。数々の限定グッズ、店の雰囲気には、必ず満足できるはすだ。

ちなみに、リラックマストアでは、10月25、26日にハロウィンにちなんだイベントを開催する。リラックマの着ぐるみが登場するほか、2000円以上の買い物で特製ステッカーがもれなくもらえる(数量限定)

San-Xネット リラックマストアついにオープン! http://www.san-x.co.jp/relaxuma/campaign/39.html
  キディランド http://www.kiddyland.co.jp/(日・英)

再び「パンダブーム」到来

【コラム編集:飾磨亜紀】和歌山を代表するリゾート地、南紀白浜温泉の「アドベンチャーワールド」は、動物園・水族館・遊園地が一度に楽しめるテーマパークだ。今年9月13日には、日本で生まれたジャイアントパンダが双子の赤ちゃんを出産するという日本初の話題もあり、再び「パンダブーム」が起きている。

■日本では「パンダの町」として有名
アドベンチャーワールドには現在、7頭のジャイアントパンダがいる。中国本土以外で7頭も飼育されているのは世界最多。中国四川省・成都大熊猫繁殖研究基地の日本支部でもあり、ジャイアントパンダの自然繁殖を日中共同で進めている。園内では「愛浜」「明浜」というもうすぐ2歳になる双子パンダが一緒に遊ぶ姿がとてもかわいらしく、人気を集めている。そして、先日産まれた双子の赤ちゃんは、毎日ある公開体重測定でその成長ぶりが見学できる。地元・白浜町では、パンダを最大の観光PRとし、パンダのぬいぐるみやクッキーなどはいまや白浜土産の定番だ。今回の赤ちゃん誕生で、再度パンダブームに沸いている。

■“自己流”でサファリ満喫、イルカショーも見もの
広大なサファリでは、ライオンやクマなどの肉食動物と、サイやシマウマなどの草食動物が放し飼いされている。敷地内を、列車型バスをはじめ、徒歩やサイクリング、ゴルフ用カート(草食動物エリアのみ)、さらにジープやパトロール車での体験など、自分好みでサファリが楽しめる。ラクダやキリン、ゾウなどに餌をやることもでき、夜間営業時にはナイトサファリも行われる。また、イルカの大ジャンプなど、とてもスピーディーなショーに圧倒される。園内では約200種類の動物が飼育されて、多くの自然動物と触れ合えるのが大きな特徴だ。

アドベンチャーワールドへは、JR新大阪駅から白浜駅まで約2時間半。羽田空港から南紀白浜空港まで約70分。関西空港からJR和歌山駅で高速バスが乗り継ぎできる。

アドベンチャーワールド http://www.aws-s.com/(日・英)
  白浜観光協会 http://www.nanki-shirahama.com/(日・英・中・韓)

天使の発見

週末になると、まるで世界中の人々が一斉にここに集まってくるかのようだ。肌の色もさまざま、言葉もさまざま、髪型も服装も色とりどりの人々が、銀座四丁目交差点の秋の深まりと賑わいを演出している。

行き交う人の流れとともに、通りの両側に展開するファッションの息吹を感じながら歩いていると、突然、子どもの声が耳に入った。「ママ、天使よ、天使!」その声が透明な空から聞こえてきたような気がして、思わず反射的に上を向いた。だが、澄み切った青空は雲ひとつなく、もちろん天使の影もない。すると、そばにいたおしゃれな服装の女性が、ちょっとたしなめるように微笑んでベビーカーに身をかがめた。「いい子ね、あなたはママの天使よ……。」何と感動的な情景だったことか!母子が去っていくのを見ながら、カメラを持っておらず、決定的瞬間を捉え損ねたことを残念に思った。

ところが……その時私は視野の中にそれを発見したのだ!すぐそばの白いビルの角に、本当に天使が隠れていたのである。手には弓矢を持ち、通りを行きかう人々をこっそりとのぞいている。そのいたずらっぽい表情は、まるで「誰のハートを狙おうかな」とつぶやいているようだ。天使の身長は70センチぐらいで、ちょうどベビーカーの高さである。そのために子供の視野には入っても、うかつな大人たちは気がつかないのだ。

家に帰ってネット検索してみたところ、この愛らしい天使の像は、腕時計や貴金属、鉄道模型などの輸入で有名な「天賞堂」が11年前に改修を行ったとき、店のシンボルとして設置したものだった。この天使の頭をなでると恋が実ると言われていて、お世話になったカップルが結婚してから再び訪れて天使に感謝を捧げることもあるそうだ。実は数年前の月もなく風の強い夜に、天使は酔っ払いに「誘拐」されて数百メートル離れた道端に捨てられたことがあって、それ以来、天使は上方に取り付けられた監視カメラに一日中守られるようになった。

その次の週末、今度は愛用のニコンのカメラを持って出かけた。そして天使のすぐそばに座り込んで、天使と同じ高さの視線で、レンズを通して人の流れを眺めていた。たくさんの人々が行き交うが、みな急いでいて誰も天使の存在に気がつかない。だが後ろから突然声がした。「ねえ、何を撮っているのかしら?……あら!天使だわ!天使!」誰かが足を停めた。そしてだんだんに人が集まってきて、やがて天使は「かわい〜」という叫び声に包まれていった……。

天使はずっと以前から人間世界に舞い降りている。それを発見する心を持っているかどうかの問題なのである。私は取り囲む人々の輪を静かに抜けて、四丁目交差点の果てしなく続く人の流れの中に溶け込んでいった……。

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