2009年3月27日第11号(通巻第163号)・FOR MAN
【photo by Kazuhiro Matsumoto】

→「東京マラソン」について初めて聞きました。簡単に説明していただけますか?【瀋陽 東方朔

←東京マラソンは2007年2月に始まり、新宿の都庁を起点とし、ビッグサイトが終点になります。途中、皇居前、銀座、浅草などの名所を通る、たいへん人気のある大規模な都市マラソン大会です。規定の人数の5倍の応募があり、抽選で参加者が決定しました。毎年2千人ずつ参加者が増え、今年は3万4千人が参加しました。詳しくは、東京マラソンの公式サイトをご覧下さい。

→ビビアン・スーがまもなく日本の芸能界に復帰するという話を聞きましたが、本当でしょうか?【鄭州 I love vivian

←本メルマガの記者が先月、六本木でビビアンに会い、日本の芸能界に復帰する予定があると、彼女の口から直接聞きました。日本を離れて5年も経ったので、ビビアンは日本のファンやファンクラブが自分を忘れてしまったのではないかと心配していましたが、幸い、日本側からは熱心なオファーがたくさんあるのだそうです。彼女の34歳の誕生日お祝いは、なんと映画祭に出席するための沖縄への飛行機の中で行われました。流暢な日本語と、ますます成熟した魅力で、日本での復帰はきっと大成功することでしょう。

3/23(Mon) - 3/29(Sun)
sky panda「ソラノモリ」
絵画・イラスト・グラフィック

3/25(Wed) - 3/31(Tue)
Moe Exhibition 「depict」
絵画・イラスト・写真

3/28(Sat) - 3/30(Mon)
横山ジョン三郎「卒業写真展」
写真

3/30(Mon) - 4/1(Wed)
BUTTYO 「coming pop!!!」
ファッション・イラスト・雑貨

ALAYA

クラシックでおしゃれな家電

Vitantonio(ビタントニオ)は、1906年にイタリア人がアメリカで設立した調理器具ブランドで、アメリカ本土だけでなく、ヨーロッパ、中南米、南アフリカなどでも広く知られている。日本の代理店である三栄コーポレーションでは、オリジナル製品にこだわらずに、日本に適した形に再設計して販売を行っている。そして、世界各国の食文化を日本人に伝える一方で、ホットサンドメーカーにたい焼きを作る機能を追加するなど、日本の家電業界で独自のおしゃれなイメージを打ち立てている。

Vitantonioは、デザイン的にはクラシックな雰囲気を基調とし、色はブラック、シルバー、ブラウンを多用している。また、異なる素材を大胆にミックスすることで、商品に落ち着いた感覚を与えている。デザインは年齢や性別を問わず、誰が使うのにも適している。人々の注目を集めるその美しい外観は、ボタンなどの細部までがよくできていて飽きが来ない。美しいだけでなく、日本的な伝統美や現代的デザインとも大きく異なっているところが、百年の歴史を持つアメリカの老舗ブランドであるゆえんなのだろう。

●エッグボイラー VEB−7
まるで卵そのもののように丸々とした、楽しいエッグボイラーだ。ラインはかわいらしいが、材質と色の組み合わせが全体に与える印象は決してソフトすぎることはなく、精巧なイメージの中にもクラシックで優雅な雰囲気が漂っている。最大7個の卵をゆでることができ、できあがると音声で知らせてくれる。また、好みによって半熟、7分ゆで、固ゆでなどを、水量と時間によって簡単に調節できる。

●クラシックトースター VST−1A
クラシックで素朴な外観、優れた機能、そして想像力にあふれたデザインは、一度見たら忘れられない。850Wのパワーで短時間に焼き上げ、食パンに含まれる水分の蒸発を防止し、忙しいサラリーマンでもおいしい朝食が味わえる。デザインの優れている点は、33mmの幅のスロットで、ベーグルや4枚切りのトーストも入れられる点だ。付属のパンウォーマーを使えば、いろんな形のパンを焼くことができる。

●コンパクトセラミックヒーター VCH−1000−K/W/R/T
日本ビタントニオが発売した、初めてのキッチン用以外の家電だ。おもちゃのように小さなミニセラミックヒーターだが、クラシックな外観デザインと強力な性能はあなどれないものがある。縦、横、高さはいずれも25cmにも満たないが、その小さなサイズのために台所でも、デスクの下でも、玄関でも、脱衣所でも、ソファのそばでも、寝室でも、すぐに手足を温めてくれる。また、1.5kgの軽量なので、女性でも簡単に運べ、家の中のあちこちに移動して使うことができる。

(C)2009 Sanyei Corporation

Vitantonio http://www.sekai-kaden.com/(日、英、中、独)

トヨタの2009年レース参戦 「環境」も視野に

世界的な経済後退の中で、ホンダのF1、スバルやスズキのラリーなど、モータースポーツから撤退するメーカーが相次いでいる。そんな中で、トヨタが今季のモータースポーツ参戦計画を発表した。モータースポーツ活動を自動車の持つ「夢」や「感動」とし、ユーザーにもたらす大切なものと位置づけている。

まず、F1世界選手権には、パナソニック・トヨタ・レーシング(Panasonic Toyota Racing)として今季、参戦8年目となる。レギュレーション変更に伴い、幅が広くなったフロントウィングが特徴的なニューマシン「TF109」を投入。走行性能や信頼性がより高まったといい、ドライバーは、ベテランのヤルノ・トゥルーリと、2年目となるティモ・グロックの組み合わせで、F1初優勝と全戦でのポイント獲得を目指す。

また、AT&Tウィリアムズ(Williams)に、RVX-09エンジンを供給する。このチームで2年目となる中嶋一貴が参戦し、さらなる飛躍が期待される。
 
日本国内では「SUPER GT」シリーズで、引き続きGT500クラスにおいて、今年よりレクサスブランドとして参戦。レクサス SC430でタイトル奪還に挑む。さらに海外では、アメリカで最も盛んなレース「NASCAR」で、最高峰のスプリント・カップ・シリーズ、その下のカテゴリー、ネイションワイド・シリーズで、昨年スプリント・カップで10勝したトヨタ カムリで引き続き参戦し、シリーズチャンピオンを目指している。

さらに、地球環境に配慮したモータースポーツの推進と、量産車両を含めたハイブリッドシステムの高効率化のために、モータースポーツ用ハイブリッドシステムの開発を継続するという。今、レースからの撤退やコスト削減といった暗いニュースばかりが目立つモータースポーツ界。「世界のトヨタ」が率先してレースへの積極的な参戦を行うことで、自動車業界がもう一度、ただ地球環境に配慮した車への投資だけでなく、レースへの参戦も見直す1つのきっかけになってほしいと願う。

写真提供:トヨタ自動車

TOYOTA MOTOR SPORTS http://www.toyota.co.jp/ms/(日・英)

大阪・鶴橋駅で人気 鉄道グッズ専門店

「鉄道」の人気は根強い。鉄道撮影から鉄道旅、鉄道模型、鉄道イベント、鉄道グッズ収集など、ファンの間ではたかが鉄道とは言い切れないほど奥深い世界が広がっている。そんな中で最近、大阪市の近鉄鶴橋駅構内ある鉄道グッズ専門店が話題を呼んでいる。実は、鉄道会社による鉄道グッズ専門店は意外と珍しい。

大阪から奈良、京都、伊勢志摩、名古屋までを路線に持つ、近畿日本鉄道が初めてオープンした鉄道グッズショップ「Gatan-Goton(ガタンゴトン)」。JRの大阪環状線と乗り換える改札の目の前という立地条件にも恵まれ、家族連れから学生、鉄道ファンまで幅広い人気を集めている。

店内の広さは約30u。近鉄の駅名が入った携帯ストラップが全288駅分そろっているほか、駅名キーホルダー、鉄道模型、おもちゃ、筆記用具、鉄道関連のDVDや書籍まで約300アイテムを取り扱っている。最も人気なのは、駅名の携帯ストラップとキーホルダーで、やはり自分の最寄り駅を購入していくのだそうだ。

また、ショップの中央にはジオラマ(縦1.3m、横2.3m)が置かれている。奈良の寺社や花園ラグビー場など、近鉄沿線のさまざまな名所をイメージしており、実物の電車で使われていた運転ハンドルとブレーキバーで運転の体験もできる。模型の先頭車両に取り付けられたカメラの映像も映し出されるため、まるで実物を運転しているような臨場感が味わえる。特に、休日は行列ができるほど人気が高い。

さらに、3月20日に開業した阪神なんば線の限定グッズも発売されている(売り切れの場合あり)。営業時間は11時から20時。年中無休。(飾磨亜紀執筆)

協力:近畿日本鉄道

近鉄電車ご利用案内・沿線情報 K's PLAZA http://www.kintetsu.co.jp/(日・英)

中日合作の「三国演義」アニメ

中国の三国時代の話は、日本人にとってもなじみのある物語だ。マンガやゲームからさまざまな読み物まで、日本には「三国志」マニアがたくさんいる。昨年、映画「レッドクリフ」が上映されてから、再び「三国志」ブームが巻き起こっている。 3月17日、東京のホテル・ニューオータニで、日本のフューチャー・プラネット株式会社と株式会社タカラトミー、そして中国の中央電視台傘下の北京輝煌動画公司が合同記者会見を行い、三社が共同制作を行った全52話の大型アニメ「三国演義」の完成を発表した。4年の歳月を経て実現したこのアニメは、中国で初めての高画質の連続アニメ番組であり、日本と中国が合作で制作したアニメとしても初めてのものとなる。

三国時代の物語で日本人が最もよく知っているのは、劉備、関羽、張飛、諸葛孔明などを中心にした「三国志」だ。しかし今回のアニメ「三国演義」は、三国時代の三つの強大な政治勢力である劉備、曹操、孫権の間の複雑で緊張感にあふれた戦いを中心に描き、この時代に次々に現れた英雄たちのすばらしい戦略の数々について語りつくそうというもの。アニメの迫力は壮大で、ストーリーは心を揺さぶり、音楽や特殊効果も非常にすばらしく、真実の雄大な三国時代を再現している。また、物語の中には美しい風景が満ちあふれ、「絆」をテーマに、英雄たちの友情、愛、忠義、敵対関係などを描く感動的なストーリーが展開する。ロマンチックな演繹的手法によって、アニメ「三国演義」はオリジナルを土台として、時代を超越した魂の追求を描いている。

アニメ「三国演義」は、全編1300分を52回に分け、それぞれが25分で構成される。まず中国の中央電視台で今年の5〜6月頃に放送を開始する予定で、その後、中国の各地方局での放送に続き、日本でも放送を計画中。子どもから大人までを対象に、ストーリーはわかりやすく作られているので、三国時代の歴史をよく知らない人でも楽しめる。もちろん、「三国志」マニアには見逃せない作品だ! (劉詩音取材、執筆)

(C)2008 GAC/FP/TOMY

TAKARA TOMYプレスリリース http://www.takaratomy.co.jp/company/release/ir/

頭の中に吹くそよ風

憂鬱な気分の夜に、すべての灯りを消して、静かにろうそくを一本ともし、リチャード・クレイダーマンの「星空のピアニスト」を聞いた。ゆらゆらと揺れるろうそくの光と、壁に映る火影の動きを見つめているうちに、次第に呼吸が穏やかになり、心も静けさを取り戻すことができた。

最初にろうそくを発明した人は、本当に尊敬に値する。暖かさも明るさも、大きすぎず、小さすぎず、我々の生活に取り込むのにちょうどよい。4年前、イタリアのミラノサローネ国際家具見本市で、日本のデザイナー、村田智明(むらたちあき)さんの「METAPHYS LIGHTING hono」が大きな話題になった。このキャンドルでは、最先端のテクノロジーと巧みなデザインが、直径わずか1.6センチの電子キャンドルに、完璧に調和した統一を与えている。

専用の「マッチ棒」で軽くこすると、honoが「点火」される。淡いオレンジの焔が、キャンドルの中でかすかに震える。軽く息を吹きかけると、焔がゆらゆらと揺れる。フーッと強く吹けば、本物の焔のように一瞬揺らいだあと、たちまち消え、消してしまったことに後悔して、もう一度マッチ棒を手に取ろうとした瞬間、honoは再び「点火」する。

これまで、デザインというものは、単純な形や色の問題と考えられてきた。だが村田さんは「テクノロジーは常に人間の心から生まれる」という考えを持っている。そして「デザインは物と人との間に心理的なやりとりを引き起こすもの」と考える。もちろん、このすばらしいhonoを作り出したのはテクノロジーだ。だが、人間的な要素がなかったら、一本の小さな電子キャンドルはこのように強く人の共感を呼び起こすことはなかっただろう。

honoの光源にはLEDが用いられ、電源はニッケル水素二次電池である。15時間充電すると、8時間点灯することができる。内部には非常に敏感な電磁センサーと光を調節するCPUが組み込まれている。付属の台座を使ってテーブルに立ててもいいし、壁にかけて室内の間接照明に使うこともできる。この日本の美学に満ちたデザインが、バースデイパーティやお祝いの日に、思いがけないムードや効果をもたらしてくれる。

伝統的なろうそくにそっくりで、しかも火災の心配がなく、いやなにおいもなく、環境にも優しい。この作品はその年度のグッドデザイン賞を獲得している。村田さんは、honoによって「日常生活のいつもとは違う何かに、頭の中にそよ風が吹くような一瞬」を体験してほしいと言う。確かに、静まり返った深夜にhonoのかすかに震えるような光を見つめていると、そんな心地よい瞬間が私たちにも訪れるような気持ちになる。(姚遠執筆)

(C)2009 hers experimental design laboratory.inc

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 http://www.hers.co.jp/


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