2009年5月29日第19号(通巻第171号)・FOR MEN
【photo by Aki Shikama、Xu Sha】

→すばらしい商品ですね!今年も東京は「熱い」一年になるでしょう。楽しい情報をいつもありがとうございます。これからも記事を楽しみにしています。(「編集長の一押し」コーナーの「ゴールデンウィークに幸運を」を読んで)【台湾 ミャオば

←生活の中のほんの小さな創意が、思いがけない感動を与えてくれるものです。私の文章を楽しんでいただいて嬉しいです。お便りに感謝します。

→ここで紹介された寿司型マージャンがとても気に入りました。探しましたが、どこにも売っていません。編集部を通じて購入することはできますか?ほしくてたまらないのですが。【台湾 

←「週刊東京流行通訊」の「淘宝」ショップで販売していますので、ここで注文してください。台湾の読者にとって購入するのが難しい場合は、我々にメールをください。できる限り、お手伝いしたいと思います。

【お知らせ】
6月1日の「週刊東京流行通訊」は、「特別増刊28号」を発行し、「ペインティングアーティスト」神田サオリさんについてご紹介します。ご期待ください。

6/1(Mon) - 6/30(Tue)
アートピース・プログラム

6/2(Tue) - 6/4(Thu)
Segiza Works Inc. 2009 Fall/Winter EXHIBITION
ファッション

6/5(Fri) - 6/7(Sun)
木下照子「刺し子展」 刺し子

6/10(Wed) - 6/16(Tue)
さんがっつ「MYSTERY ISLAND」 絵画・立体

ALAYA

変り種のUSBグッズ

形も色もさまざまなUSBグッズが次々に発売され、そのネタは尽きることがない。本メルマガでもすでにいくつかご紹介したが、今回は話題になっている小型USBグッズを3つお見せしよう。

こよい兄弟USB工事現場
株式会社ウィズは、2月下旬から秋葉原のパソコン関連商品取り扱いショップなどで、「USB工事現場」の販売を開始した。パソコンのUSBポートに差し込むと、工事現場の雰囲気を楽しめるアイテムだ。「工事中」「立ち入り禁止」の文字が光る「標識編」、「お詫び看板編」、警備員フィギュアが腕を動かす「警備員編」の3種類をラインアップ。疲れた時や、ひとりにしてほしい時などは、「立ち入り禁止看板」を点灯させ、外部環境を遮断するのも「おすすめ」だという。標準価格は1575円。

デジタルトイカメラ
トイカメラでノスタルジックな写真を撮影するのがお好きな方も多いだろう。ここでご紹介するのは、すぐにもほしくなるようなミニミニサイズのデジカメだ。キーホルダーとしても使える小さなものだが、機能はきちんとそろっていて、簡単な撮影が可能だ。縦5.87cm×横4.17cm×厚さ1.5cmで、携帯電話より小さいところが最大の魅力だ。上着のポケットに入れて持ち歩くのにもぴったり。撮影した写真をUSBポートからパソコンに送ってみると、質のよくないカメラを使うよりずっとすばらしいできばえだ。

簡単に名刺交換できるPoken
自分のブログやTwitter、FacebookのIDを登録しておけば、互いにこの小さな器具を接触させるだけで、個人のプロフィールなどの情報を簡単に交換することができる。この欧米で一世を風靡したPokenが日本にも上陸した。PokenをUSBポートでパソコンにつなぐと、Pokenのサイトにアクセスして、相手の写真やプロフィール、URL、各種SNSのIDなどを見ることができる。名刺を受け取っておいて、後で顔が思い出せなくて困るようなこともなく、メールアドレスを入力するときのタイプミスも避けられる。

おもしろUSBグッズ http://usb.blog41.fc2.com/

「ぴちょんくん号」 日本全国を巡回中

エアコンで知られるダイキン工業の「ぴちょんくん」。ルームエアコンのキャラクターとして10年前に登場して以来、女性や子どもたちに根強い人気を誇る、いまや“ベテラン”ゆるきゃらだ。すでにさまざまなグッズや、CDデビューまで果たしており、そして今年、ぴちょんくんのデビューから10周年を記念して、見た目もかわいい「ぴちょんくん号」が登場した。

トヨタ「iQ」の丸い車体をベースに作られたぴちょんくん号は、ダイキン工業が現在行っている「ぴちょんくん号が行く!エコ旅キャンペーン」に合わせて3台製作された。関東、関西、中四国の販売店などを中心にキャンペーン活動をしながら、日本全国を巡回している。

ぴちょんくん号のポイントは、何と言ってもあの尖った頭まで忠実に再現しているところで、正面から見るとちゃんと顔に見える。その姿はまるで、ぴちょんくんが街中を走り回っているようだ。公式サイトでは、イベント情報や、ぴちょんくん号の現在地を地図上に表示しているので、どうしても会いたい人は、ぜひ参考にしてみるといいだろう。

また、公式サイトでは「おもしろムービー」や「WEBCM」などが見られるほか、家庭で行っているエコ活動を、8月31日まで募集している。応募するともれなくサイトの地図上に“エコメイト”として表示され、自分のエコ活動が紹介される。

例えば、電気をこまめに消す、エアコンは27度にする、お風呂の水を洗濯に使うといった日常の何気ない行動でかまわない。エコ活動は決してむずかしいことではなく、意識を変えるところから始まる。エコ活動により関心を持つ、いいきっかけにもなるだろう。(洛人執筆)

写真提供:ダイキン工業株式会社

ぴちょんくん情報 http://www.daikin.co.jp/pichon/index.html?ID=daikintop_tpx
  ぴちょんくん号が行く!エコ旅 http://www.eco-tabi.jp/

「第12回組込みシステム開発技術展」盛況のうちに閉幕

5月13日より3日間、東京ビッグサイトにて開催された「ESEC 第12回組込みシステム開発技術展」において、アラヤ株式会社はローカライズ業界初の出展を果たした。初めての大型展示会にもかかわらず多くの来場者を集め、同社のサービスや技術力への関心の高さを印象づける結果となった。

●来場登録数11万人超

さまざまな電化製品や産業機器などに内蔵、または搭載され、特定の機能を実現するためのコンピューターシステム「組込みシステム」。ESECはこの組込みシステムの開発に必要なハードウエア、ソフトウェア、コンポーネントから開発環境まで、さまざまな企業が参加する大規模な展示会だ。第12回を迎えた今回は「ソフトウェア開発環境展」などの併設展とあわせ、合計9つの展示会に約1100社が出展。全展示会合計で、ほぼ昨年並みの113,842人が来場した。

●関心を集めた「ローカライズ」

アラヤのブースは会場中央に近いメイン通路に面しており、白いシェードのペンダントランプが周囲とは一味違った印象を与えるおしゃれな雰囲気で、通行者の関心を集めた。
今回アラヤはローカライズ(製品のユーザーインターフェース(UI)やマニュアルなどを、輸出先の国・地域で使用できるように翻訳したり、日時、通貨、単位などの表記を現地の事情に合わせて改良、変更したりすることをテーマに展示を行った。ブースでは活発な商談が行われたほか「グローバル展開を成功に導く―ローカライズスピードアップのご提案」と題してプレゼンテーションを実施。「予備知識がなくても、UIローカライズの重要性や仕組みがよくわかる」と高く評価され、最終日は毎回、ほぼ全席が埋まる盛況ぶりだった。
  統括を務めた大村鉄夫さんは「多くのお客さまのお話を直接、聞けたことは何よりの収穫。またアラヤへの期待の高さを実感できた。プレゼンはこれからより多くの方にご覧いただきたいので、ご興味のある方はお問い合わせをいただきたい」と述べた。(一海由美執筆)

PHOTO BY REIICHI TAURA

「第12回組込みシステム開発技術展」 http://www.esec.jp/(日、英)

ドイツの「和」風アクセサリー

ドイツ在住の2人のアーティスト、西林佳寿子さんとヒルデ・ヤーニッヒさんが、5月25日から6月5日まで、東京のギャラリー「晩紅舎」で2回目の展覧会を開催している。彼女たちのデザインはとても温かみがあって大自然を感じさせるもので、花びらや木の葉などの爽やかな香りに満ちている。さあご一緒に、ドイツから来た「和」風のアクセサリーを鑑賞してみよう。

精緻に作られた「スパイラル」シリーズや、可愛らしい「キノコ」のシリーズ、そしてドイツで特に人気がある「日本の家紋」シリーズなど、ちょっと見るとまるで銀白色の折り紙のように見えるが、実は金や銀などの金属で作られている。「シルバーを一定の温度に加熱すると軟らかくなって、紙のように薄くすることができます。こうすると、金属の重さが感じられなくなります。」西林さんは金属の特性を巧みに利用しており、その作品は非常に立体感があり、現代女性独特の個性が強く簡潔な美を体現している。「ドイツ人から見ると、東洋の美は非常に魅力的なのです。私はドイツの持つ西洋の美と日本の東洋の美を結び合わせて表現したいと思っています。」

ヒルデ・ヤーニッヒさんの作品は、全く異なる雰囲気だ。染色を施した色彩豊かな羊皮紙、ナイロンの糸と宝石を組み合わせたアクセサリーなど、自由でありながら乱れたところがなく、鮮やかな色彩と軽い質感で構成されている。首にかけてもほとんど重さを感じないが、首の周囲に花が咲き誇ったようで、身につけた人は何とも言えない幸福感に包まれる。

2人のアーティストの作品はすみずみまで細かくデザインされており、ネックレスのつなぎ目の構造まで他のものとは異なっている。中国の銅銭の形の部品に木の葉の形の部品を入れて止めるものもあるし、キーホルダーのようにぐるぐると回してはめるものもあって、その細やかなデザインには驚かされる。

どんな人につけてほしいかと聞かれて、西林さんはこう答えた。「年齢や対象にはこだわりません。これらの作品を鑑賞して楽しんでいただければ、私たちはうれしいのです。」2人のアーティストの作品は、展示するだけではなく販売も行っているので、美を愛し、個性を追求するみなさんは、ぜひこのすばらしい機会を逃さないようにしてほしい。(許莎執筆)

西林佳寿子のサイト http://www.kazuko-nishibayashi.de/(ドイツ語)
  四谷 晩紅舎   http://www10.ocn.ne.jp/~bankosha/tenrankaijyoho/jyoho_in21_5b.html

梅雨の季節の意外な収穫

その本を読むたびに、目の前に映画のラストシーンのような画面が浮かぶ。真っ白な背景の中に、立てかけられた花柄の傘が一つ。その尖端にゆっくり雨水がたまっていく。まるで愛情深くはにかみ屋の少女の涙のように……。台湾の作家、三毛の名著「雨季不再来(雨季は再び訪れない)」は、自身の青春時代の成長と体験に基づいて、少女の純粋な心と個性的な美的感覚を描き出し、多くの人に愛された。

故郷の雨の多い南中国では、傘立てはあまり見られなかった。乾いていても、濡れていても、人々は傘をドアの後ろや机の脇や壁の隅に気まま立てかけておいて、必要な時に初めてその存在を思い出すという具合だった。日本に来てから、ほとんどの家庭にも傘を整理して保管する傘立てがあることに気がつき、生活の細かいところにまで配慮する感覚に驚かされた。

今年の初夏、何と形容したらいいかわからない独特の姿をした「傘立て」が突然、私の生活に登場した。それは、東京の街のショーウインドウで出会った「SPLASH」だ。プロダクトデザイン、インテリア、パッケージデザインなど幅広い分野で活躍するデザイナー、浅野泰弘さんがグッドデザイン賞を受賞した傑作だ。

「SPLASH」の外側には6つの傘を挿す穴があり、中央にも丸い穴がある。小さくて可愛い傘立てだが、12本の傘が収容できる。乾いた傘と濡れた傘を分けて挿しておけば、乾いた傘を濡らさずにすむのでとても便利だ。尖端だけを挿す構造設計なので、雨水がはけやすく、傘の乾きが速い。本体はゴム製で、1.2kgの重さがあり、底面積は小さいが、簡単に揺らいだり倒れたりしない。

色は全部で11色あり、事務所や店舗にたくさん設置すれば、それぞれの色が華やかさを競い合い、傘がなくてもとても美しい装飾になる。みながそれぞれ自分の傘を挿すと、それはまた華やかな色彩を持つ、雨の日特有の風景画を構成するに違いない。憂鬱な梅雨の季節に、このような鮮やかなゴム製傘立てがあったら、憂鬱な気持ちもきっと飛び散る雨のしずくのように爽やかに散っていくだろう。

家の玄関で、華やかな「水滴」が色彩豊かな「花びら」をほころばせるならば、生活はもっと楽しく豊かになるだろう。そしてこの小さな「SPLASH」を手に入れたために、「雨季不再来」を再読して、また新たにいろいろな発見があった。それがたぶん、今年の梅雨の季節の最も意外な収穫といえるだろう。(姚遠執筆)

Asano Design Studio http://www1.nisiq.net/~asano/


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