2010年8月11日 特別増刊(第45号)

先日「東京流行通訊」に美容医療に関する記事を掲載したところ、多くの読者たちから次のような問い合わせをいただいた。「そのクリニックにはどんな女優が通っていますか?」「信頼できるお勧めのお医者さんはいますか?」「10月に長期休暇を取って行くつもりなので、もっと詳しい資料をいただけませんか?」こうした質問には、女性たちの美に対する情熱が感じられる。そこで、我々は美しさを追求するために、聖心美容外科(東京院)を訪問取材し、じかに見た美容外科の様子をみなさんにお伝えすることにした。(劉詩音執筆)

聖心美容外科(東京院)は東京都港区六本木にあり、新宿から地下鉄大江戸線に乗って約15分、地下鉄を降りて3分ほど歩いたところである。クリニックの診療時間は朝10時から夜7時までで、事前予約が必要だ。ゆっくり時間を取って聖心美容外科について理解したいと考え、我々は平日で患者が比較的少ない午後3時にアポイントを取った。

聖心美容外科(東京院)に足を踏み入れると、クリニックというイメージとはちょっと違っており、淡黄色の灯りに照らされ、緑の植物が置かれた高級ホテルのロビーのような明るく清潔な空間は非常に居心地がよい。ゆったりと流れる音楽も緊張をほぐしてくれる。待合室は個別に壁で隔てられ、できる限り患者のプライバシーを守っている。こうした設計は、クリニックのありかたや雰囲気を伝えようとするだけでなく、心に不安を感じたり緊張したりしている患者がリラックスできるように考えられているのだろう。ここでの第一印象は、百点満点だ。

鎌倉達郎院長は温かく我々を迎えてくださった。診察室には国際標準化機構ISO9001:2008の認定証が掲げられており、信頼性の高さを裏付けてくれる。聖心美容外科では、先進的な整形技術はもちろん、医療の安全性を重視して、患者が安心できるような姿勢がうかがえる。

多くの読者たちを代表して実地視察にやってきた私は、準備として事前の予習もしっかり行なってきた。「整形医評判ガイド」によれば、よい美容外科医は患者を尊重し、患者の悩みに耳を傾け、患者のために「決定」ではなく「提案」を行い、すべてのリスクを率直に患者に伝え、患者が自分で考えて決定する時間を与えなければならない。また費用も話し合いの中で明確に伝え、患者が相談を終えて帰る時に、疑問や不安がまったくないようにしなければならない。

そこで鎌倉院長に対して、近頃目立ってきたほうれい線を消す方法はあるだろうかと、自分の悩みを相談してみた。たぶん院長はすぐに聖心美容外科で最も有名な「再生医療」の話をなさると思っていたが、その前に肌の構造やシワのできるメカニズム、そして症状別の治療方法について、イラストを交えて丁寧に説明してくれた。そして院長は微笑みながら、私の状況はまだプチ整形をする必要はなく、顔の筋肉を鍛え、予防的な軽い処置を行うことで症状を緩和することができるとおっしゃったのだ。思いもかけない答だった!聖心美容外科のお医者さまの職業倫理に対する私の評価は大いに高まった。

鎌倉院長によれば、将来ほうれい線が深刻になったら、注入剤やフェイスリフトの手術で調整する必要があるそうだ。その中でも、院長の勧める治療方法は「再生医療」である。この技術によって、聖心美容外科は世界をリードする水準に達している。

「再生医療」とは、文字通り、患者自身の身体組織を使って、しわや顔の皮膚のたるみなどの老化現象を若い時の状態に回復させるものである。その再生医療の一つ「PRP皮膚再生療法」は、患者自身の血液中血小板成分の「多血小板血漿(PRP)」を注射することで、しわや皮膚のたるみを治療するというものだ。

血小板を注射すると、どうしてしわが改善するのだろうか?人体の血小板には止血効果だけでなく、「成長因子」と呼ばれる、細胞の健康と活力を回復させる成分が含まれており、老化で衰えた皮膚の再生を促す。成長因子の活動は、コラーゲンの製造や毛細血管の再生を促進し、皮膚が自力で若さを回復できるようにしてくれるのである。

「再生医療」はヒアルロン酸などの薬物注射と比べて、多くの利点がある。最大の特徴は、効果がより自然で長持ちすることだ。ヒアルロン酸の注射の効果は一般に6ヶ月しか持続しないが、PRP皮膚再生医療の効果は3年も持続する。注射するのは患者自身の血漿なので、自然な効果が得られ、アレルギー反応の心配もない。ヒアルロン酸6回分の持続効果をたった1回で得られるのだから、トータルの金額で見てもかなりお得である。しかし、簡単に思えるこの施術も医師の注入技術によって仕上がりに大きな差が生じるという。

次に、鎌倉院長は患者の症例写真を使って説明してくださった。

上の写真は、50代の日本女性の患者である。左上は治療前の写真で、目の下のたるみがはっきりしていて、元気がなさそうに見え、これが年取って見える原因になっている。一般のクリニックでは切除手術を患者に勧めるが、そのようにすると皮膚に傷をつけることになり、回復に時間がかかる。また技術力の低い医師が行うと、たるみを取りすぎて、皮膚に凹みが生じるなどの後遺症が起こりやすい。左上の写真は「PRP皮膚再生医療」を使って治療したもので、注射だけで目の下のたるみがこんなに改善している。皮膚をまったく傷つけることなく、患者本人も非常に満足しているという。

もう一人の患者も50代の女性で、診察の時に「切開手術はしたくない」と強く希望したので、「PRP皮膚再生医療」を選択することになった。この患者は写真(左下)で見てわかるように、目の下のしわ、ほうれい線、そして顔全体のたるみが深刻である。これらの問題は、50代の女性にはよくある悩みだ。下中の写真は「PRP皮膚再生医療」を受けて一ヵ月後であるが、見た目が10歳ほど若返っている。顔がリフトされ、しわも大幅に減少し、フェイスリフト手術やボツリヌス菌注射のような不自然さもない。肌のきめが細かくなるのも、この治療法の特徴の一つである。

「再生医療」の原理と利点を述べた後、鎌倉院長は「再生医療」の問題点もはっきりと伝えてくれた。それは、効果が十分に得られるまでに多少の時間を要するということである。PRP皮膚再生療法はヒアルロン酸などの注入剤のように、しわ物理的に埋めるのと違い、徐々に皮膚の潜在能力を引き出す方法であるため、2週間程度で本来の効果を実感することができる(右上図)。しかし、この穏やかな変化のおかげで家族や周辺の人への違和感を与えず、自然な若返りが可能となった。

患者の立場に立って方法を説明することによって、確実に患者を安心させる。その真摯な医師に対して信頼感が生まれ、美容医療にさらなる興味を持った私は、次に、多くの女性が注目する豊胸について聞いてみた。

鎌倉院長の説明によれば、聖心美容外科では、豊胸術にも再生医療を用いている。それは「セリューション™豊胸術(脂肪組織由来幹細胞移植)」と呼ばれるもので、世界でも高い注目を集めている。豊富な症例実績をもつ聖心美容外科は、世界各地の美容外科学会でこの技術の講演も行っている写真(下右)。

「セリューション™豊胸術」は、太腿などから吸引した自分の脂肪組織から幹細胞を抽出し、注入用の脂肪と一緒に乳房の脂肪層内に注入する再生医療豊胸術である写真(中央)。脂肪の生着率が非常に高く、半永久的で自然な柔軟性を持つ胸を実現できる。過去の豊胸手術に比べて「セリューション™豊胸術」には以下の利点がある。

1.以前の脂肪注入法に比べて生着率が高い。

脂肪と一緒に移植される幹細胞が分化して新しい脂肪組織と血管内皮細胞になるので、脂肪生着率が以前の脂肪注入法(約30〜50%)に比べて高い(80%以上)という特徴がある写真(下中央・右)。
そのため、半永久的に効果が持続し、費用負担も軽減される。

2.アレルギーの心配がなく、自然な仕上がり。

自分の脂肪から抽出した成分を使うので、異物反応などの心配がなく、安全で最良の治療法といえる。「ヒアルロン酸を何度も注入したくない」「豊胸バッグの不自然さが嫌」などという患者も、この治療法なら安心して受けられる。

3.幹細胞の抽出にはセリューション™システムが用いられる。

「幹細胞移植による豊胸術」にはいくつかの種類がある。高密度の幹細胞を抽出できなければ、高い生着率を実現することはできない。聖心美容外科で実施する脂肪組織由来幹細胞移植は、美容医療の目的で世界で初めて「セリューション™システム写真(上左)」を導入したもので、高密度の幹細胞を抽出して、高い生着率を実現している。

4.PRPとの併用で脂肪生着率をさらに高める。

自分の血液に含まれる血小板を濃縮して高濃度の「多血小板血漿(PRP)」を作る写真(下左)。これには成長因子(体内の細胞を活性化させて若返らせる)が含まれる。聖心美容外科では、このPRPと幹細胞を同時に体内に注入し、脂肪の生着率をさらに高める方法も用意されている。

こうした豊胸術を受ける女性は多くが20代から30代で、体内に豊胸バッグを入れたくないので、自分の脂肪で豊胸することを望んでいる。既に入れたバッグを取り出してセリューション™豊胸術を受ける患者も多いという。豊胸術後の形と感触は非常に自然である。胸囲は2サイズ大きくすることが可能だ。手術時間は4〜5時間で入院の必要はない。3日後にガーゼを取り換え、一週間後に抜糸する。一週間で腫れも引く。

鎌倉院長の詳しい説明をうかがった後、さらにいくつかの質問を行なった。

Q1.鎌倉院長はたくさんの整形手術をなさっていますが、毎日女性のみなさんと接していて、どんな女性が美しい女性だと思われますか?

A.外見は女性の美しさの一面でしかありません。人生と向き合って挑戦する勇気があり、積極的に向上する姿勢を保ち続けるような女性こそ、真に美しいと思います。

Q2.これからの美容医療はどんな方向に進むでしょうか?

A.美容医療はますます外面と内面のバランスを重視し、患者に心身を一体化した健康と美をもたらすようになると思います。

Q3.中国の女性読者たちに一言お願いします。

A.美容医療には様々な治療法が続々と登場していますが、まずは正しい情報を収集し、できるだけ足を運んで医師の生の声を聞いてみることが必要です。「知名度」や「安さ」で選ぶのではなく、ご自身にあったクリニックを見つけることが賢い選択方法だと思います。

取材が終わってみて、美容整形外科に対してより深く理解し、考えることができた。聖心美容外科の場合、クリニックの管理体制は安全を第一にし、患者に対しては相手の立場に立って考え、患者の心と彼らが持つ悩みに真摯に応えていた。また美と心身の健康は一体となっていることに改めて気付かされた。このようなクリニックこそ、女性の一生のパートナーとするに値すると私は思う。

下記の簡単なアンケートにお答えいただいた方の中から、抽選で30名に医療機関でしか買えない美容化粧品をお贈りします。メールでshengxin@biyougeka.comまでお送りください。件名は「聖心アンケート」としてください。(このアンケートの賞品は、聖心美容外科から提供されます)

Q1.美容整形をしたことがありますか?
Q2.韓国と日本の美容整形では、どちらのほうが魅力的ですか?理由も簡単に教えてください。
Q3.美容整形をするチャンスがあったら、一番変えたいのはどこですか?
Q4.外国で美容整形するとしたら何が一番不安ですか?
Q5.美容整形をするとしたら、予算はどのぐらいですか?

聖心美容外科(札幌、東京、横浜、熱海、名古屋、大阪、広島、福岡)
お問い合わせ大歓迎<相談無料>
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