「コンビニエンス」な販売機登場
現在日本の大都市では、家の近くに2、3軒の二十四時間営業のコンビニがあるのは当たり前になった。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、am/pmなどなど、まさに百花繚乱だ。
だが、最近また驚くようなニュースが伝わってきた。am/pmが、自動販売機型のコンビニ、「ASD」の普及を開始したというのである。ASDでは、飲み物だけでなく、食品や日常用品なども買うことができる。
ASDは高層ビルの屋上や休憩所にも設置することができる。現代のサラリーマンたちにとって、昼休みにわざわざエレベーターで下まで降りていくのはたいへん面倒であり、社内にコンビニに代わる販売機さえあれば、その場で買い物ができてとても便利である。
ところで、ASDの商品はどのぐらい充実しているのだろうか。もちろん、何もかもそろえるのは不可能であるが、顧客側が置いてほしい商品を選択することができる。一般の店舗内にあるもので、機械の中のトレイ(180×100×100mm)に入るものなら何でもOK。三角おにぎり、カップめんなどは言うにおよばず、携帯充電器、歯ブラシなども販売可能である。一つのASDに最大で42種の商品を設置することができる。現在、一般のコンビニと同じように、ASDにも銀行の現金引き出しや光熱費支払いなどの機能を持たせようという構想もある。
あなたの会社の社長に、さっそく一台ASDを置きましょうと進言しよう。だが、この販売機を会社に置いたら外に出る必要がなくなり、井の中の蛙になってしまうかもしれない。そうなっても私たちの責任ではありません。(笑)(本文は雑誌「R25」の関連する文章をリライトした) |