急速な都市化に伴って、人々の生存を支える大気環境がますます悪化している。統計データによれば、中国全土で登録されている車両は2億台あまりにのぼり、排気ガスの排出や都市建設などの盛んな人類活動の結果、北京では連続して何日も濃霧が発生する事態になっている。こうした大気中の有害物質は人体の健康に直接影響を与えるが、特に自動車の排気ガスに大量に含まれる二酸化窒素(NO2)は、花粉症や喘息の患者の病状を悪化させると共に、皮膚の老化を早め、癌を引き起こす可能性もある。大気の質を改善することは、一刻の猶予も許されない課題となっているのだ。
2011年10月1日、株式会社ミクニは「air leaf by クリアフォレスト」という携帯式空気清浄機を発売した。この製品は、北海道のモミの木の間伐材から抽出した樹脂抽出液を使用し、大自然の力を使って空気を浄化する一方、余剰間伐材利用の問題を効果的に解決しており、大気環境と森林環境を同時に改善するという一挙両得の製品である。この空気清浄機と一般の同類の製品との違いは、身につけて持ち歩けるという点にある。家でもオフィスでも、あるいは海外旅行中でも、この小さな一台があれば、30分以内に周囲の空気中の二酸化窒素を取り除いてきれいな空気にすることができる。シンプルなアロマビーズを入れるだけで使用可能だ。ふだんはスイッチをオフにしておけば、密閉式なので香りが外に漏れる心配が少ない。空気清浄機を買うと、ローズのアロマビーズがついてくる。この他、好みによって、気持ちを静める効果のあるラベンダー、森林のすがすがしい香りのグリーンハーブ、高貴で優雅なフローラルがある。もちろん、自分の好きなアロマオイルを専用パッドにたらして、自分専用の爽やかな香りを作ることもできる。3000円たらずの金額で安心が得られるのだから、非常にリーズナブルである。
この他、エコ加湿器&香りの雫のシリーズも、斬新な姿で登場している。この加湿器のフィルタは、香料成分の入ったモミの木の抽出水を自然に気化させるので、電気を使用することなく室内の湿度を自動的に調節でき、加湿効果と同時に、大自然の爽やかな空気を楽しむことができる。香りは四つの中から選ぶことができ、加湿器の形状も魅力的である。可愛く小さいミスティベビーツリーは、オフィスのデスクにおしゃれな雰囲気を与えてくれるし、70cmの大容量加湿タイプのミスティツリーを居間に置けば、家族がみんな帰ってきたい気持ちになるに違いない。またミスティアートは、壁にかけて装飾にすることもできるし、プレゼントとして贈っても喜ばれるだろう。見た目の美しさに加湿効果が加わって、非常に実用的だ。コップ一杯の自然蒸発量と比較すると、ミスティベビーツリーは約10倍、ミスティアートは15倍、ミスティツリーは60倍である。このシリーズの加湿器は、現在、中関村広場、大悦城などで20あまりの店舗を展開する「NICI」のキャラクターショップで販売されている。見た目が可愛らしいので、玩具と間違えて買い逃すことがないようにご注意を。(Michelle執筆)