早朝、少年がホームで電車を待っている。少し離れたところを、同級生の少女がゆっくり歩いてくる。朝風の中で軽く舞い上がる黒髪、清潔感のある制服、わきに挟んだ英語の本……手にしたミネラルウォーターに目をやり、少年はテレビCMに出てくるスターのようにかっこよく水を飲んで見せようと考える……そしてチャンスをねらい、彼女が振り返った瞬間にボトルのキャップをひねった!だがその時、キャップは彼の手から滑り落ちてしまった……。
こんなドラマのような設定ではなくても、飲み物を飲もうとしてキャップを落としてしまい、使えなくなってしまうことはよく起こる。キャップがなくなった飲み物をどう処置したらいいか困るだけでなく、みんなが見ている前での失敗は決まりが悪い。調査によれば、飲み物のキャップをうっかり落とした経験のある人は、調査された人の約70%を占めるそうだ。大多数の人は、飲み物を飲むときに、多かれ少なかれキャップを落とすことを心配している。科学技術が日々進歩する現在にあって、我々は生活のこんな小さなことを気にかけているのである。
だが、今年の3月から、こんな心配は無用になる。JR東日本ウォータービジネスが発売する「FROM AQUA〜谷川連峰の天然水〜」では、キャップを開けてもキャップが本体とつながっていて落ちない斬新な設計が採用される。3月からJRの各駅の自動販売機や駅構内のコンビニで、この新しいパッケージの「FROM AQUA〜谷川連峰の天然水〜」を買うことができる。これからは、水を飲む時にキャップを落とす心配がなくなるわけだ。しかも価格は今までと変わらず、500mlが110円、280mlが100円である。「FROM AQUA〜谷川連峰の天然水〜」の人気のもう一つの理由は、Suicaと共同企画のペンギンのフィギュアである!サイトを見ると、2010年からの様々なスタイルのペンギンのフィギュアやストラップがコレクションされている。ペンギンたちは可愛くて、大人気なのである。
さあこれからは、キャップを落とす心配もなく、ペンギンフィギュアと一緒に元気いっぱいで外出しよう。……「すてきな人ね!」しまりかけた列車のドアの向こうの彼女は、ホームでごくごくと水を飲む彼に向って静かに手を振っている。冬の朝の陽光のような笑顔で……。(小雅執筆)