ネット上のカレンダーの日付欄に、日めくりカレンダーのように毎日違う若くて美しい女性が登場する。週末を除く5日間、最新の美女の写真を見ながら、多くの男性が明日はどんなタイプの美女が登場するのかなあと想像し、楽しんでいることだろう。実は「美女暦」は、時間を知らせる「美女時計」より長い歴史を持つ。この「美女暦」を製作したHさんが、人気の秘密を明かしてくれた。
PINKU社が運営する「美女暦」は、フジテレビの番組「笑っていいとも」の「テレフォンショッキング」からヒントを得て作られた。「笑っていいとも」では、「美女暦」と同じように、毎日出演したタレントの写真がカレンダーに貼り付けられている。さて、「美女暦」が求めるのは、どんな女性なのだろうか?選択の基準は、「透明感のある女性でポイントははにかんだ笑顔。基本的に18歳以上でギャル系やお姉系はNG」だそうだ。協力してくれる女性は主に原宿の街で発掘するが、美女を見つけて撮影に同意してもらうのは簡単なことではない。「美女暦」の人気は国内にとどまらず、香港を含む23ヶ国にユーザーがいるそうだ。
AKB48総選挙の話題で盛り上がる中、「美女暦」の選抜戦も負けてはいない。約400名の女性たちの中から選ばれた12名のカレンダー美女の争いが、白熱しているのである。選抜の方法はなんと、ツイッター。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010」を盛り上げる活動の一環として、PINKU社とパシフィックボイス社によって、カレンダー美女のグランプリを選ぶ人気投票イベントが行われた。イベントの目的は、カレンダー美女の中から才能を持った原石を発掘することである。
参加した12名の美女は、元々のメンバーである9名と、約400名の一般応募者から選出された3名によって構成されている。選ばれた12名の美女たちは10日から始まった「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010」に映画祭スペシャル応援団として参加した。人気投票は1日から始まり、結果は映画祭で6月23日に発表された。美女12名がそれぞれツイッターのアカウントを持ち、そのフォロー数などによって優勝者が決定した。グランプリに選ばれた美女は、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が製作する映画への出演権利を得た。(緋梨執筆)