新聞、雑誌、ネット、あるいはテレビやラジオでも、日本を紹介するメディアは、必ず日本を「スーパー漫画大国」と呼ぶ。電車に揺られながら漫画を読むのも普通のことになったし、書店やスーパーでも漫画の棚の前で立ち読みをする人がたくさんいる。・・・日常生活の中でもACG(アニメ、漫画、ゲーム)の姿をあちこちで見ることができる。佐賀県佐賀市大和町のキャラクター「美古都ちゃん」は、昔の日本文化の要素を取り入れてデザインされた萌えキャラである。和歌山県日高郡みなべ町の萌えキャラ「びんちょうタン」はブルーの髪を持ち、頭には備長炭をつけており、純情で憂鬱そうな目に惹きつけられてしまう。大きな目の萌え系猫、大きな目の萌え系少女・・・、萌え系キャラの必須条件は、うるうるとした大きな瞳なのかもしれない。
●萌えプリン
西又葵は、「世の中のすべてを萌えにする」と言われる筋金入りのイラストレータで、彼女の手にかかるとプリンまで「萌え」てしまう。「ミルキーゴールド」は北海道の牛乳、卵、砂糖を使用し、一般のプリンより濃厚で、バターのようにパンに塗って食べることができるプリンである。独自の製法で作られ、常温で180日保存できる。ひと箱に6個入っており(限定版3200円、普通版2300円)、プレゼントとしてついてくるコースターにももちろん西又葵の描いた長い髪の萌え系少女がついている。
●萌え米
「萌え米」は、西又葵のデザインを使っているので「西又米」とも呼ばれ、中身はあきたこまちである。「萌え」なのは米ではなく、米袋に西又葵による秋田美女の萌えキャラが描かれているのだ。彼女は手に稲を持ち、周囲を梅の花や鶯が取り囲んでおり、鳥の声と花の香りに満ちた美人図となっている。ひと袋買うたびに、米袋と同じデザインのクリアファイルがプレゼントされるので、ファンたちにとっては食べる価値よりコレクション価値の方がはるかに高い。「萌え米」だけでなく、西又葵は「萌え酒」も手がけている。「西又米」を食べながら「西又酒」を飲むのも、またオツなものであろう。
●萌え保険
保険の種類は多く、よく研究してから申し込まないと無駄なお金を払うことになる。だが、あまりに様々の保険商品があるので、混乱してしまう。保険についての悩みを一掃するために、みなさんに「萌え保険サイト」をご紹介しよう。このサイトでは、葵、透、美智子の三人のキャラクターの指導で、本来は無味乾燥な保険条項の内容を解きほぐし、生命保険や損害保険の基礎知識を気軽に学ぶことができ、さらに経験者とコミュニケーションすることも可能だ。(葉子執筆)